“野良犬”小林聡が新イベントを立ち上げ= 「全日本キックの続きをやる」

長谷川亮

「全日本キックの続きをやる」と新イベント「ZONE」を立ち上げる“野良犬”小林聡 【長谷川亮】

 打撃格闘技イベント「Krush」を主催するグッドルーザーが21日に都内・事務所で会見を行い、全試合キックボクシングルールを採用した新イベント「KICKBOXING ZONE」(キックボクシングゾーン)を11月9日よりスタートすることを発表した(グッドルーザーは運営として参加)。ゼネラルマネージャー(GM)には“野良犬”の愛称で親しまれた伝説のキックボクサー・小林聡が就任する。

 21日に行われた会見に出席した小林は「方向性はキックボクシング。全日本キックの続きをやる」と語り、既存のKrushや同じく11月にスタートするK−1ワールドリーグとは一線を画することを強調。自身がエースとして活躍し、引退後はGMを務めながら突如2009年に解散となった全日本キックの後を継ぐイベントに、「全力でやらせていただきます」と意気込みを示した。

 現時点で出場選手はまだ1人も決定していないが、「KOしないと次はない。選手を育てる大会にしたいし、ストーリーを大事にしたい」と小林はパンチ・キック・ヒジ・ヒザを使い、倒し合う戦いを見せると約束。

 まだイベント名と大会日時しか決まっていないものの、会見が行われた6月21日はくしくも5年前に自身がプロデュースし全日本キック最後の大会となった「野良犬電撃作戦」が開催された日。同じ日の再出発に小林はこだわったといい(「ZONE」の頭文字「Z」も全日本キックから取られた)、21日の発表となった。5年の月日を経て全日本キックが帰ってくる。
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著者プロフィール

1977年、東京都出身。「ゴング格闘技」編集部を経て2005年よりフリーのライターに。格闘技を中心に取材を行い、同年よりスポーツナビにも執筆を開始。そのほか映画関連やコラムの執筆、ドキュメンタリー映画『琉球シネマパラダイス』(2017)『沖縄工芸パラダイス』(2019)の監督も。

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