ランニングはヒップが大事 お尻で分かる体幹チェック!
【青山剛】
体幹で走る=いかに足を節約して走るか
以前から、体幹で走れるようになるには走る前にストレッチでしっかりと体を伸ばし、スイッチエクササイズで事前に筋肉や神経にスイッチを入れ(軽く筋肉痛を起こさせ)、そして走る、という手順の「3S」を紹介してきました。
その中でも腹筋の役割が特に大事だとお伝えしてきましたが、今回はその次に大事な体幹のひとつ「お尻」がしっかり使えるか、また使えているかをチェックします。
「速く走れた」でも「足が太くなった」はNG
【Getty Images】
しかし、人間の体は良くも悪くもうまくできたもので、この2つが機能しなくても、走れてしまいます。それは「使えないお尻」をほかの部位、主に足が補ってくれるからです。
足が補うということは、それだけ足が疲れるということです。さらにそれが過負担となってケガ・故障を招くばかりか、足が太くなる場合が多いのです。
もちろん皆さん正しく走れるようになりたいでしょうし、それ以上にスタイルも良くなりたいと思います。「速く走れるようになりました。でも足が太くなりました」は避けたいはずですよね。そのためには、お尻をうまく使えるようになることがとても大事です。
では、ここで私が長年の指導経験から導き出した、簡単に走らずできる「お尻が使えているかチェック」を紹介します。