夏野菜とお酢の力で夏バテ対策 食欲コンサルタントの健康レシピ
【村山彩】
「夏はどうしても食欲がなくなってしまって困っています」
「食べられないのでパワーが出なく、仕事やトレーニングの効率も悪くなります」
暑いとどうしても食欲は落ちてしまいがちですが、そんな時こそ味付けや素材選びの工夫をしましょう。味付けは、「甘い」「辛い」「苦い」「酸っぱい」「塩辛い」の「五味」のひとつ「酸味」が強い味方になってくれます。酸味の代表的な調味料といえば「酢」。醤油や塩、砂糖などに比べると消費量が少なく、使い切れないお酢が残っている家は多いのではないでしょうか。
今回のレシピは、お酢と旬の野菜を使った「夏バテ対策・夏野菜で酸辣湯(サンラータン)素麺」です。
夏バテ対策 夏野菜で酸辣湯素麺
【村山彩】
素麺:1と1/2束
豚薄切り肉:100g
卵:2個
豆腐:150g
もずく:40g
ズッキーニ:1/2本
ミニトマト:5個
大葉:4枚
ミョウガ:1本
すりおろし生姜:1/2かけ
細ネギ:適量
鶏ガラスープ:600cc
酢:大さじ2
ゴマ油:小さじ1
胡椒:適量
片栗粉:適量
豆板醤:お好みで
ラー油:お好みで
1)野菜と豆腐を好きな大きさに切り、鶏ガラスープでズッキーニと豆腐と豚を煮込んであくを取り、最後に卵を回し入れる
2)素麺を別途ゆでる
3)1)に調味料を加えて味付けをしたら、すべてを器に盛りつけて完成
【村山彩】
酢はさっぱりとした酸味が、嗅覚や味覚を刺激して食欲増進させるだけでなく、酢に含まれる酢酸は運動後に糖質と一緒に摂取すると、エネルギー源であるグリコーゲンの蓄積を促します。また、酢酸以外にクエン酸も含まれており、疲労回復のお手伝いをしてくれます。
今回は普通の酢を使いましたが、白ワインビネガーや抗酸化作用のポリフェノールを含むバルサミコ酢、フルーツ酢などバリエーションも豊富なので、料理にあわせて使い分けるのもいいですね。フルーツ酢に関しては、トレーニング後に炭酸水と割ってよく飲んでいます。
使用した食材に関しても、喉越しよく食べやすい素麺で糖質を摂取。素麺だけでは栄養が偏るので、タンパク質と疲労回復ビタミンB1を多く含む豚肉、植物性タンパク質の豆腐、完全栄養食の卵、そして旬の野菜ズッキーニと抗酸化作用のリコピンを含むトマトを追加。トマトは酸味の代表野菜でもありますね。さらに薬味を加えればバッチリです。薬味は、食欲増進効果はもちろんのこと、この時期に嬉しい殺菌作用も期待できます。
「五色」を意識!
【村山彩】
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