健康なカラダとココロを作る朝食 食欲コンサルタントの健康レシピ

村山彩

【坂本清】

朝ごはんは食べるべき?

基本的なバランスの良い食事は主食+汁物1品+おかず3品 【坂本清】

 こんにちは。食欲コンサルタントの村山彩です。今月から、スポーツナビDoで連載を始めることになりました。食と運動に関する身近なお悩みをクローズアップし、解決策とともにレシピを提案していきます。第1回は、朝食のお話です。

「健康的な生活のために、朝ごはんは食べるべき? どんなメニューがいい?」

 よく聞かれる質問です。残念ながら、これを食べれば強くなる、美しくなる、健康になるといったスペシャルな食べ物は存在しません。

「バランスよく食べること」+「適度な運動」

「なんだ知ってるよ」「面白みがない」と思われる方も多いと思いますが、健康なカラダとココロを作るのは、この2つです。ベスト体重をキープし、心身ともに健康でいられる食事の量・質を自分自身が知っているかどうか、これに尽きます。

 適した量は人それぞれですが、基本的なバランスの良い食事とは、主食(ご飯やパンなど)+汁物1品、おかず3品(主菜1品+副菜2品)で構成されます。日本の昔から伝わる食事法ですね。さらに乳製品(牛乳やヨーグルト)、果物を足すとより素晴らしい献立になります。

素晴らしい1日にするために

まずは朝食をバランスよく食べることから始めてみませんか 【坂本清】

 栄養指導をしていると、朝食を食べていないという人がとても多く見受けられます。「朝に食事をしている時間がない」「食欲がない」など、理由は多々あるかと思います。「一気に栄養を摂れば大丈夫なのでは?」と、夕食など1食でたくさん食べる方もいらっしゃいますが、カラダにかかる負担も大きくなります。

 そうは言っても、バランスの良い食事を3食続けることは難しいですよね。だからこそ、素晴らしい1日にするために、まずは朝食をバランスよく食べることから始めてみませんか。ガソリンを入れないことにはカラダも脳も動きません。

 また、1日のスタート時に食べる朝食は、寝る前の食事と比べてしっかりと消費しますから、体重のコントロールにも効果的です。元ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントでもある、エリカ・アンギャルさんも、「日本の和定食は世界一の朝ご飯」とおっしゃっていましたよ。

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著者プロフィール

食欲コンサルタント、日本初のアスリートフードマイスター、野菜ソムリエ。2012年7月、館山トライアスロン総合優勝。2014年 ironman 70.3 台湾エイジ優勝 。現役トライアスリートとしての知識と経験を生かし、プロアスリートやアマチュアランナーへ食事指導と運動指導を行っている。そのほか、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントを通じてランニングと食事についての幅広い活動を行う。13年12月に『あなたは半年前に食べたものでできている』、15年2月に『あなたは半年前に食べたものでできている 実践編』(ともにサンマーク出版)を上梓

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