この夏は家族でエンジョイゴルフ! ゴルフなう 第4回

北村収

【Getty Images】

 いよいよ夏本番! スポーツナビDoの読者の中には、お子さんが夏休みを迎えたご家庭も多いことだろう。

「家族でお出かけの予定は、もう決まっていますか?」

 夏休みのお出掛けといったら、すぐに思い浮かぶのは「海水浴」「キャンプ」「プール」……あたりだろうか。いずれも太陽の下、自然を満喫できることが魅力の一つ。そこで筆者がぜひオススメしたいのが、親子でのゴルフ体験だ。

ディズニーランドの半額以下で楽しめる

【写真提供:アコーディアゴルフ】

 実は最近、ゴルフ界は裾野を広げるため、さまざまな取り組みを行っている。なかでも、親子でゴルフを楽しんでもらおうと子供のプレー料金を格安にしたり、無料にするゴルフ場が増えているというのだ。

 筆者も先日、アコーディアゴルフのアコーディア・キッズというサービスを利用して家族でラウンド(9ホール)をした。夫婦は薄暮料金で1人3000円ずつ、子供2人も1人1000円ずつと、家族全員合わせてわずか8000円でゴルフを楽しむことができた。仮に家族4人でディズニーランドに行った場合と比較すると、合計は半額以下となり、家計にも非常にやさしいサービスになっている。

 そこで今回は、筆者がオススメする夏のファミリーゴルフプランをいくつかご紹介したい。

子供たちに少しでもゴルフ経験を

・アコーディアゴルフ「アコーディア・キッズ」
http://www.accordiagolf.com/accordiakids/

 北海道から沖縄まで全国132のコースを運営しているアコーディアゴルフが、この春からアコーディア・キッズというサービスをスタートさせた。春休みと夏休みの期間限定となるが、14時以降なら1000円、16時以降なら無料でジュニアはラウンドできるという。

 経験のない子供たちに少しでもゴルフに接する機会を与えたい、という意向で始まったプログラムだそうで、同社の事業企画推進部シニアマネージャーの前田修さんも「ゴルフはレベルが異なるもの同士が楽しめる数少ないスポーツ。その点ではゴルフは大人と子供が一緒にできる数少ないスポーツだと思います」とオススメする。

家族で楽しむリゾートゴルフ

【写真提供:アコーディアゴルフ】

・軽井沢高原ゴルフ倶楽部
http://www.karuizawa-kogen.com/price/

 リゾートゴルフといえば、男性同士のグループに加えて、カップルや夫婦でゴルフを楽しんでいる姿も珍しくない。そこに今年は、ファミリーゴルファーが加わりそう。軽井沢高原ゴルフ倶楽部はジュニア料金を設定しており、3000円でのプレーが可能だ。

・箱根湯ノ花ゴルフ場、箱根園ゴルフ場「ジュニアゴルファー優待」
http://www.princehotels.co.jp/golf/hakone-en/
http://www.princehotels.co.jp/golf/yunohana/

 箱根でも、箱根湯ノ花ゴルフ場と箱根園ゴルフ場がジュニアゴルファー優待を実施中。夏でもさわやかな風がそよぐ軽井沢や箱根のゴルフ場でのラウンドは、家族の大切な思い出の1つになることは間違いないだろう。

まずはショートコースから始めてみては?

・東急ゴルフコースたまがわ「ジュニア応援企画」
http://www.tokyu-sports.com/109golf/pdf/info2.pdf

 いくら無料でも、いきなり親子で本コースに出ることに気が引けてしまう場合も多いはず。そんな方にはショートコースがオススメだ。

 東京都世田谷区にある「東急ゴルフコースたまがわ」では夏休み期間中の7月19日から8月31日まで(8月14日は除く)、小中学生は何周ラウンドしても無料(保護者同伴、保護者は有料)になる「ジュニア応援企画」を実施する。
 なお、ショートコースはジュニア割引を行っているコースが非常に多いので、ぜひお近くのコースに問い合わせてほしい。

秋以降も親子でゴルフを!

【写真提供:アコーディアゴルフ】

・栃木県民ゴルフ場「ジュニア料金」
http://www.tochigikenmingc.com/fee.html#feeJr

 夏休みだけでなく、通年でジュニア料金を実施しているゴルフ場は少なくない。栃木県民ゴルフ場では、保護者同伴が必須であるが18歳未満は720円(手引きカート使用なら420円)で18ホールラウンドできる。さらに、カレッジ料金(大学生25歳以下と18歳以上の学生)の設定もある。

・公益社団法人日本パブリックゴルフ協会「ジュニアプレーのご案内」
http://www.pgs.or.jp/user/course/index.do?junior=checked

 また、公益社団法人日本パブリックゴルフ協会では「ジュニアプレーのご案内」というページがあり、ジュニアプレーの料金なども掲載している。
 ゴルフ先進国の欧米やオーストラリアでは、気軽に親子でゴルフを楽しんでいる、という話をよく耳にする。一方の日本では、まだまだ「おじさんのスポーツ」というイメージが残っているが、今後はジュニア向けプランの充実等により、親子ゴルファーも増えていくことだろう。家の近くで、そして旅行先のリゾートで、今年の夏はぜひ親子でゴルフ体験を楽しんでもらいたい。

※料金表示はすべて税別。プレー料金を含め詳しい情報は、各ゴルフ場のHPをご覧いただくか、直接お問い合わせください。
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著者プロフィール

タイガー・ウッズがプロ入りした1996年にゴルフ雑誌アルバ(ALBA)編集部に配属。2000年アルバ(ALBA)編集チーフに就任。2003年ゴルフダイジェスト・オンラインに入社し、同年メディア部門のゼネラルマネージャーに就任。在職中に日本ゴルフトーナメント振興協会のメディア委員を務める。松山英樹が日本人初のマスターズ表彰台に立った2011年4月に独立。2011年6月に(株)ナインバリューズを起業。紙媒体、Web、ソーシャルメディア、さらにはEコマースの企画運営も行うゴルフ編集者兼ゴルフWebディレクターとして、ゴルフ関連の仕事に従事。ゴルフを気軽に家族で楽しめる環境を日本で実現していくのが夢。まずは自分自身、家族ゴルフを楽しんでいる

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