ゴルフも“オシャレ”が当たり前!? ゴルフなう 第1回

北村収

【EVEN】

ゴルフをしない男女にも人気のアイテム

【EVEN】

「え! これがゴルフウエア? 欲しいなぁ〜」「私はこれがカワイイと思う。ゴルフしなくても着てみたいね」。横浜みなとみらいのファッションモールにあるゴルフウェアブランド前で、若い男女のカップルが楽しそうに会話をしている。そう、今やゴルフウェアはゴルフをしない男女にも人気のアイテムなのだ。

 年に一度の国内最大級のゴルフの祭典「ジャパンゴルフフェア」では、ゴルフファッションショーが毎年開催されている。今年も「EVEN x RAKUEN Golf - Style Collection 2014」として2月15日(土)、16日(日)に東京ビックサイトの「ジャパンゴルフフェア」の会場内で実施された。合計26ブランドの参加があり、1カ月前から予約開始を始めた各ショーごとの観客席は完全に埋まってしまい、立ち見のゴルフファンで溢れた。

ファッションショーの最中にスイングするショーモデル 【EVEN】

 1日3回行われる各ショーでは、8〜9のブランドが登場。一般のファッションショーで活躍中のショーモデルが着こなすゴルフウェアに、集まった観客もうっとりの表情だった。ショーでは単に歩いて披露するだけでなく、モデルが軽く素振りをしたりパッティングをしたりと、“ゴルフ寸劇”的なものもあり、時には会場内が笑いで包まれていた。

ファッションの魅力からゴルフに興味を

ファッションショーはそれそれのブランドの力を示す場 【EVEN】

 主催者側が実施しているアンケートによると、観客の多くはゴルフ歴1〜5年の初心者が多いとのこと。また、「今年で3回目の実施となりますが、最近では50〜60代くらいの男性の観客も増えていますね。その点では、若者ゴルファーだけでなくベテランゴルファーにも、スコアだけでなくファッションに興味を持ってもらえるきっかけになっているのではと考えております」(株式会社エイ※出版社広告部・高橋真光さん)とのこと。

 ブランド側もファッションショーには手ごたえを感じているようだ。「店頭での単なる展示と違って、ファッションショーをやると本当のブランドの力が出るんですよ。今やゴルフウエアも機能だけでなくオシャレなことは当たり前で、それぞれのブランドの特徴が出せないと生き残れない状況です。その点では、ブランドの魅力や特徴を表すファッションショーの場は、今後も重視していくと思います」(株式会社グリップインターナショナル取締役副社長・片山良二さん)

最近はリアルのゴルフ場でもカップルで楽しむゴルファーが増えている 【EVEN】

 今後もさらに魅力的になっていくことが予想されるゴルフファッション。昔は上司から言われて、仕方なく始めたりする方が多かったと言われるゴルフだが、今後はファッションの魅力からゴルフに興味を持つゴルファーも増えていくかもしれない。
※エイ=木へんに世
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著者プロフィール

タイガー・ウッズがプロ入りした1996年にゴルフ雑誌アルバ(ALBA)編集部に配属。2000年アルバ(ALBA)編集チーフに就任。2003年ゴルフダイジェスト・オンラインに入社し、同年メディア部門のゼネラルマネージャーに就任。在職中に日本ゴルフトーナメント振興協会のメディア委員を務める。松山英樹が日本人初のマスターズ表彰台に立った2011年4月に独立。2011年6月に(株)ナインバリューズを起業。紙媒体、Web、ソーシャルメディア、さらにはEコマースの企画運営も行うゴルフ編集者兼ゴルフWebディレクターとして、ゴルフ関連の仕事に従事。ゴルフを気軽に家族で楽しめる環境を日本で実現していくのが夢。まずは自分自身、家族ゴルフを楽しんでいる

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