HIROYAが寺崎にKO敗で王座陥落=Krush.43三大王座戦リポート
新王者・寺崎「ゴールはさらに上」
大トリを務めるトリプルメインイベント第3試合はKrush−65kg級タイトルマッチ。1月・3月と2大会に渡って開催された初代王座決定トーナメントを全試合KOで制した王者HIROYAに、挑戦者・寺崎直樹が挑む一戦だ。
寺崎は初代Krush−63kg級王者・梶原龍児と壮絶な打ち合いを繰り広げたことがあり、右ストレートという強力な武器を持つ激闘派。下馬評では王者HIROYAが有利の一戦だったが、開始直後、寺崎が「狙っていた」という右ボディからの右フックをクリーンヒットさせて猛ラッシュ。立て続けに2度のダウンを奪ってHIROYAをKOする大番狂わせを起こし、第2代Krush−65kg級王者としてベルトを巻いた。
試合後、寺崎は息子の陸君をリングに上げてベルトと一緒に記念撮影に収まると「自分はここをゴールにはしていません。(ゴールは)さらに上だと思っている」と更なる飛躍を誓った。
KOでV3の寺戸「今日は完璧でしょ」
この日は3度目の防衛戦としてトルコのヴェダット・ウルックと対戦。「あまり情報がなかったの対策を練れなかった」という寺戸だったが、ウルックにほとんど攻撃を出さないまま、右フックでウルックを1RKO。「今日は完璧でしょ? しっかり倒すことが出来て良かった」と完勝と言える試合内容に笑顔を見せた。
初防衛の朱里「K−1に出たいです!」
空手出身の谷山の蹴り技になかなかペースを掴めなかった朱里だが、試合が進むに連れて得意のパンチを叩き込み、3Rには左フック、バックブロー、右ストレートをヒットさせ、判定3−0で勝利。KO勝ちこそ逃したものの初防衛に成功した朱里は「K−1に出たいです!」と先日発足した『K−1 WORLD LEAGUE』への出場をアピールした。
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