中田翔、交流戦は「打ちまくりたい」 日本ハムの主砲がセ6球団へ強気の宣言

ベースボール・タイムズ

故郷・広島の試合は「スイッチが入る」

交流戦へ「打って打って打ちまくりたい」と語る中田。地元・広島で行われるカープ戦の活躍も注目だ 【ベースボール・タイムズ】

――その前田投手とは、札幌ドームで売られるグッズ(タオル、Tシャツ、キーホルダー)でもコラボするということですが?

 最初は何で僕と前田さんなのかなと思いましたけど(笑)。僕からしたらありがたいことです。

――広島出身ということもあるんじゃないでしょうか? 個人的にもカープには思い入れなどはありますか?

 小さい頃から周りは「カープ、カープ」で何度か家族で見に行ったことはあります。今は特別な思い入れとかはないですけど、実際にはカープ戦では結構打っているイメージがありますね。やっぱり地元なので、いろんな友達や家族、親戚が見に来てくれますし、そういう意味では「やってやろう」という気持ちは強いです。スイッチが入ります。

――実際に去年の広島戦は、4試合で打率5割3分3厘、3本塁打でした。

 単に相性が良いというのもあると思うんですけど、マツダスタジアムでは何も考えずに「とりあえずしっかり当てればいい」、「当てたらあとは飛んで行ってくれる」、「角度さえ付けばスタンドに入ってくれる」というような軽い気持ちで打席に入れました。札幌ドーム、ヤフオクドームではしっかり打ちにいかないとスタンドに入らないので、気楽に打席に立てるということで、良い結果につながるということが、あるかもしれませんね。去年の(マツダスタジアムで打った)2本も札幌ドームならスタンドには入ってないですしね。ただ、二塁打かなと思う打球が本塁打になれば次の打席に入る時に心境が変わってきます。思い切って1球目から振りに行けるようになりますし、そういう部分が大きく影響しているのかなと思います。

打って打って打ちまくりたい!

――日本ハムは7年連続で勝ち越している交流戦ですが、今年はどんな交流戦にしたいですか?

 全部で24試合。もちろん欲を言えば全て勝ちたいです(笑)。でもそれはあり得ないと思うので、例年と同じように変に欲を出さずに勝ち越して終わればいいと思います。ペナントレース全体を見てもまだまだ100試合ぐらい残っているし、今焦って上位にいても最後に下の方にいたら一緒。今は順位や状態をキープしながら最後の最後に僕たちがトップに立っていればいい話。まずは交流戦で変にガタッとチーム状況が落ちるようなことだけはしたくないですね。

――今年の交流戦で個人的な目標はありますか?

 個人的には打って打って打ちまくりたいです。本塁打に関しても打点に関しても、交流戦でちょっと「稼ぎたいな」と思います!

(取材・文:八幡淳/ベースボール・タイムズ)

ファイターズ×セ・リーグ6球団コラボグッズ

日本ハムの主砲・中田翔と広島のエース・前田健太がコラボした限定Tシャツ。写真のレッドとブラックの2色が発売される 【(C)HNF】

 北海道日本ハムファイターズは、2014年日本生命セ・パ交流戦を記念したセ・リーグ各球団とのコラボグッズを販売する。「中田翔×広島・前田健太」「大谷翔平×阪神・藤浪晋太郎」といったファイターズ選手と各球団の中心選手らがTシャツ、キーホルダー、フェイスタオルに描かれている。

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著者プロフィール

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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