水に「レモン果汁」を入れると、どんなメリットがある?内科医解説

MELOS -メロス-
レモンや、ポッカレモンなどのレモン果汁を水に入れた「レモン水」。飲むことでどんなメリットがあるのでしょうか。

生活習慣病やダイエットなどにくわしい内科医・工藤孝文先生にお話を伺った以下内容より、一部抜粋してお届けします。

【MELOS】

メリット1 血糖値の上昇をゆるやかにする

「食前にレモン水を摂取すると血糖値の上昇をゆるやかにしますので、ダイエットに効果的です。

甘いものやごはん、パンなど糖質を摂ると、分解されてブドウ糖になります。ブドウ糖は腸から吸収され血液の中に入り、これを血糖といいます。食後血糖値が上昇すると、インスリンが分泌され、ブドウ糖が細胞内に運ばれ、エネルギー源として筋肉を動かしたり、脳を働かせたりするのに利用されます。しかし、過食によって余ったブドウ糖は中性脂肪に合成され、脂肪細胞に貯蔵されます。

皮下脂肪や内臓脂肪を抑えるには、食後の血糖値の上昇をゆるやかにすることが大切です。」(工藤先生)

メリット2 脂肪燃焼をサポートするホルモン『アディポネクチン』を増やす

「また、レモン果汁には、分泌量が多いと運動時と同様の脂肪燃焼効果が得られる善玉ホルモン『アディポネクチン』を増やす働きがあるため、血糖値抑制とともにダブルの効果が期待できます。」(工藤先生)

メリット3 見た目の老化の予防

「レモン水によって、血糖値を抑え、内臓脂肪の蓄積を抑えることで、体型のオジサン・オバサン化を予防できるというメリットがあります。

内臓脂肪の蓄積は、病気を引き起こす悪玉ホルモンを出し、動脈硬化を進ませる恐れもあります。動脈硬化が進むと、顔面の毛細血管が幽霊のように姿があっても血が通わない“ゴースト化”が進みます。

すると肌荒れ、シミ、シワ、たるみなど顔への悪影響も大きくなります。食前レモン水は、見た目の老化の予防にもメリットがあります。」(工藤先生)

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