“邪道”大仁田、貴闘力の焼肉店再襲撃=キムチ代380円は支払うもやりたい放題

小野 仁

“ノーロープ有刺鉄線・焼肉&キムチデスマッチ”を提案

昨年11月に続いて、貴闘力の経営する焼き肉屋「ドラゴ」を再襲撃する大仁田と矢口。対戦を逆要求してきた貴闘力にノーロープ有刺鉄線・焼肉&キムチデスマッチ”を提案 【小野仁】

“邪道”大仁田厚が4日、リアルジャパン4.16代々木大会でプロレスデビュー戦に臨む大相撲元関脇・貴闘力に対し、“ノーロープ有刺鉄線・焼肉&キムチデスマッチ”を要求した。

 この日夕刻、因縁の貴闘力が経営する都内江東区の「焼肉 肉しゃり ドラゴ」を邪道軍の矢口壹琅とともに訪れた大仁田だったが、2人で4万5000円相当の肉を食い散らした昨年11月に続き、またしても貴闘力は不在。同店の宣伝に貢献したと主張する邪道コンビは、前回の一幕を“無銭飲食”と報じられた不満を田辺博樹店長にひとしきりぶつけ、「無銭飲食するつもりはまったくない」(大仁田)と断りを入れた上でキムチと無料のお茶を注文。

 テーブルに運ばれたキムチを前に大仁田は、貴闘力から対戦の逆要求を受けた4.16代々木の試合形式をノーロープ有刺鉄線・焼肉&キムチデスマッチと指定した。「爆破して焼肉のように焼いてしまって、それにキムチの唐辛子を塗りつけるデスマッチにしようじゃないか。申し訳ないけど、プロレスはそんなに甘くない。天下の横綱・曙さんだって苦労したわけだから。そんな簡単に、焼肉屋のオーナーがスターになれるような代物じゃない」と貴闘力を挑発。

自らの遅刻で開店時間を遅らせる営業妨害

前回は4万5000円相当を無銭飲食した2人だが、今回は「無銭飲食はしないから」とキムチ代380円をしっかりと勘定した 【小野仁】

 さらに業務用の唐辛子を持ってくるよう田辺店長に命じ、1パックの値段が1000円と聞くや「安いな! これを傷口に塗ったら最高だぜ!」と目を輝かせ、キムチの代金380円を支払うとともに唐辛子2パックを強引に半値の1000円に値切った邪道は、まんまと貴闘力戦用の”凶器”を敵地で調達。もはや勝ったも同然とばかり、「(貴闘力は)オレたちと闘って、プロレスデビュー即引退だ」と言い放った。

 この日、午後4時に報道陣を呼び集めながら、大仁田は自家用車のエンジン故障によって約1時間遅れて同店に到着。そのため午後5時の開店時間を遅らせる”営業妨害”を働きながら、「貴闘力の怨念のせいで車が動かなくなった」と強弁する始末。言いたい放題やりたい放題の邪道に対する貴闘力の怒りが見ものとなった。
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