「世界を目指す」朱里、メインで3冠死守=2.16REINA旗揚げ戦リポート
旗揚げ戦のメインで3冠を死守した朱里。セコンドのパンニャンと喜ぶ 【写真提供:REINA女子プロレス】
セコンドの介入も最後はジャーマンで完璧な3カウント
“女闘牛士”シルエタは牛の角を装着したプリティ太田を従え登場。まずはリングインすると、手にしたムレータでプリティの突進をひるがえす。一方の朱里はフィリピン遠征のときと同じく、高田延彦のテーマでもあった「トレーニングモンタージュ」で入場。フィリピン国旗をあしらったコスチュームで2本のベルトを肩、もう一本のベルトを肩に巻いて威風堂々の登場だ。セコンドには下田美馬と昨日のWRESTLE−1でセコンドを志願したパンニャンが付いた。
まずは朱里が蹴りを決めにいくも、闘牛士らしくシルエタは身をひるがえす。ならばと朱里はパンチ、キックを中心とした打撃技で前に出る。すると、シルエタもキックで反撃。朱里は作戦を変え、ミドルキックの連打。さらには腕ひしぎへ移行し優位な展開へ。そしてアームバーで早くもギブアップを狙うがこれはロープに逃れられる。
シルエタも首四の字で反撃の機会をうかがうが、朱里はこれをコルバタからフライングメーヤ−で流れを引き戻す。さらに腕ひしぎを決めるとシルエタも苦悶の表情に。しかしキックを狙う朱里の足をとらえたシルエタがラリアットで反撃。その後は朱里のミドル、シルエタのラリアットとともに打ち合い、互角の攻防に。
シルエタは朱里を捉えると必殺のシルエタスペシャルへ。そしてロープ際へ立たせると619に移行する。シルエタはメキシカンストレッチでギブアップを狙うが、かろうじて朱里はロープに。これを耐え切った朱里はボマイエからローキック、そしてハイキックという必殺のフルコースで勝利を決めにかかったが、シルエタ側のコマンダンテとプリティ太田が乱入であと1カウントが奪えず。
これを見た朱里のセコンドであるパンヤンが救出に入り、シルエタに対してコルバタ。さらにはトペでセコンド陣を蹴散らすと、ようやくリング上は1対1に。朱里はランニングニーでフィニッシュを狙うも、レフェリーのダメージが深くてカウントが遅く、3は入らず。ならば、とグラシアスでギブアップを狙うもシルエタはこれをほどくと、旋回式サイドバスターで反撃。さらには雪崩式ブレンバスターを決める。
ピンチの朱里だったが、シルエタの飛び込みざまを二段式ニーからハイキックで脱出。最後はジャーマンと畳み掛けて完璧な3カウントで3冠王座の防衛を果たした。
次回の3.9新宿FACE大会で木村響子と3冠戦
雫は「なんだテメー!?横からしゃしゃり出てくるんじゃねーよ!」とクレームをつけるも、木村は無視。両者が朱里を見つめる中、「3月9日REINAの新宿フェイス大会。私はそこで…木村さん、あなたと戦いたい!!」と木村を指差した。ニヤッと、喜びをアピールする木村。 雫は「なんだとー!?」とつかみかかる。
朱里は「木村響子とは、戦うチャンスを逃したらなかなか戦えないような予感がする。そして、雫! 木村響子を倒したあとに、お前の相手はじっくりしてやる」と語り、次回の3.9新宿FACE大会での朱里vs.木村響子の3冠戦が電撃決定した。
試合結果
2月16日(日)東京・新木場1stRING 観衆242人(満員)
<メインイベント WNC女子王座&REINA世界王座&CMLL−REINAインターナショナル王座三冠戦>
○[王者]朱里
(16分37秒、ジャーマンスープレックスホールド)
●[挑戦者]シルエタ
<セミファイナル シングルマッチ>
○雫有希
(9分56秒 デスバレーボム→体固め)
●真琴
<第3試合 タッグマッチ>
○ダンプ松本&加藤悠
(3分26秒、体固め)
ラ・コマンダンテ&●日向小陽
<第2試合 シングルマッチ>
○亜利弥’
(10分8秒、腕ひしぎ逆十字)
●小林香萌
<第1試合 タッグマッチ>
Ray&○Leon&下田美馬
(9分54秒 マッドスプラッシュ→片エビ固め)
中島安里紗&ライディーン鋼&●アレックス・リー
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