オーストラリア・メルボルンで開催中の今季最初のグランドスラム「全豪オープンテニス」。大会第４日に行われた男子シングルス２回戦では、錦織圭（日清食品）がセルビアのドゥサン・ラジョビッチを６−１、６−１、７（７）−６（３）のストレートで破り、４年連続で３回戦進出を決めた。気温４０度を超える厳しいコンディションの中で行われたこの試合をどう戦ったのか？　試合後の錦織に聞いた。

――１回戦よりも今日の方が暑かったですか？

　そうですね。ただ、風はなかったので、だいぶプレーしやすかったです。良いテニスができたと思います。それでも、特に３セット目は暑さがぐっときて、つらい場面もありましたが、ストレートで勝てて良かったです。

――１回戦終了後はそこまで疲労を感じていないと話していました。

　体が強くなっているのか、１回戦はフルセットの３時間半を戦ったにもかかわらず、そこまで疲れてはいませんでした。ただ、もし今日、４、５セットを戦っていたらつらかったと思うので、（長丁場の）１回戦の後にこういった試合ができたのは大きいですね。

――今日は、ショートポイントを意識されていたと思います。

　今日の相手（ラジョビッチ）はスピン系の選手で、あまりフラットなボールは打ってこないので、普段よりも余計に前に入っていこうと思っていました。

――攻守のバランスはどのように意識されてますか？

　攻撃的なプレーも徐々に出していきたいと思うので、攻守のバランスはしっかり意識したいです。やはり、ワンサイドだけでは勝てないので、試合中はしっかり意識して、うまく（バランスを取って)できるようにしていきたいです。

――気温４０度を超える中でのプレーでした。

　頭がもうろうとしました。相手の良いプレーもありましたが、特に３セット目は、集中力と判断力が落ちてしまい、競う展開になったと思います。

――昨シーズン後に１９８９年全仏オープン王者のマイケル・チャン氏をコーチに迎えました。指導経歴のないチャン氏にコーチを依頼する上で、葛藤などはありましたか？

　最初はありましたね。それでも数日、一緒に練習してみて、彼のアドバイスやコーチングが本当にプロフェッショナルなことばかりだったので、不安はすぐになくなりました。

――３回戦の相手のドナルド・ヤング（米国）の印象を聞かせてください。

　以前よりも攻撃的なプレースタイルに変化していると思うので、しっかりとしたディフェンスを心掛けたいです。ヤングはレフティーでもあるので、そこの部分にも対応していきたいと思います。

＜了＞

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★「全豪オープンテニス」
２０１４シーズン最初のグランドスラムとなる全豪オープンテニス。トップ１０入りを目指す“日本のエース”錦織圭の戦いなど、感動と興奮を現地より連日生中継でお届け。

・大会第５日〜デイセッション〜　男女シングルス３回戦
　１月１７日（金）午前８：５５〜午後４：５０［ＷＯＷＯＷライブ］※生中継

・大会第５日〜ナイトセッション〜　男女シングルス３回戦
　１月１７日（金）午後４：５０〜深夜０：００［ＷＯＷＯＷライブ］※生中継

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