森嶋が王者・KENTAからGHC奪取=2.8後楽園で永田と初防衛戦をぶち上げ
森嶋が「ノアを引っ張る」と谷口、拳王と軍団結成
昨年9度防衛を果たした王者KENTAからGHC王座を奪取した森嶋 【t.SAKUMA】
昨年は年間最多となる9度の防衛に成功し、プロレス大賞殊勲賞を受賞するなど、まさにノアの先頭に立って走り続けてきたKENTAに対し、4カ月に及ぶ長期欠場の遅れを取り戻そうと必死な森嶋は、序盤から体格差を生かしたパワーファイトを展開。ラリアット、スカッドミサイル、垂直落下式ブレーンバスターを繰り出すと、KENTAのgo2sleepや顔面蹴りを食らいながらも、豪快なバックドロップで打ち砕いた。
「ドントストップ」な新王者は、永田の「グローバル・リーグ戦のリベンジ、したくないか?」という呼び掛けに、「やってやるぞ、この野郎!」と呼応し、昨年11.10後楽園での借りを因縁の地で返すべく、2.8後楽園を決戦の地に指名。谷口、拳王とともに「ノアを引っ張っていく」とチャンピオンとしての初心表明をした。
永田、ノアへの不満をぶちまけ実力行使
さすまたでチャンバラ合戦になった永田(左)と谷口。試合後はノアへの不満をぶち上げ、新王者・森嶋との王座戦を直訴 【t.SAKUMA】
前日の新日本1・4東京ドームでのグレイシー戦に続き、2日連続での反則勝ちという結末に怒りをぶちまけた永田は「オレにリベンジしたいヤツがいっぱいいるからって呼んどいて、何だこの相手は。そういうノアのやり方がしゃくに触る」と不満をぶちまけると、その鬱憤を晴らすべく、メーン終了後、新王者となった森嶋にアクションを起こし、実力行使に出た。
みちのくプロレスからノアに全戦参戦する拳王は、第1試合で新人の熊野準と対戦。東北ジュニア王座を返上してまで、新崎人生社長にノア参戦を直訴した意気込みを見せ付けるべく、危なげない試合運びで変形ラクダ固めで勝利すると、「オレはプロレス人生を賭けてノアに来た」と決意表明。その後、「森嶋軍団」を結成し、「オレがノアジュニアのトップを取ってみせる」と、なりふり構わず頂点を目指すという意気込みを見せ付けた。
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