真央、FSでトリプルアクセル2回跳ぶ!=GPファイナル前日会見
町田樹(関西大) 「全日本選手権に向けて良い学びの場に」
記者会見を終え、フォトセッションでポーズをとる(左から)ジュニアの日野龍樹、田中刑事、シニアの浅田真央、町田樹、羽生結弦、織田信成=4日午後、福岡市内のホテル 【共同】
(現在の調子は)GPシリーズのロシア杯から帰国して6日後にこの場にいます。少し疲労もたまっていますし、コンディションも万全ではないですけど、そのなかで自分がどれだけできるかというのも課題ですし、GPシリーズではスコアとかにこだわりすぎていて、氷の上に立てる喜びだったり、心から演じることを忘れていた自分がいたので、それを取り戻して全日本選手権に進むための良い学びの場にできたらと思っています。
この会場では夏にアイスショーで滑ったんですけど、そのときとはまったく違っていて驚いたし、氷もとても自分に味方してくれています。あらためて日本の舞台制作のノウハウだったり、技術はすごいなと思い知らされましたね。いまのところ順調にいっているので、冷静に虎視眈々(たんたん)と自分の目的を果たしていきたいと思っています。
(チャンについて)295点台というのは驚異的ですし、それを思ったとき自分の点数は何てちっぽけなんだろうと。悔しい思いというか、「自分はまだまだだな」と思いました。いまの彼に追いつこうと思ったらすべてが足りない。今後しっかり彼に追いつけるように練習したいです。でも今大会は自分なりの目的があるので、そのことだけに集中したいです。他人は関係ないです。
(五輪について)この大会でソチ五輪を意識しすぎると、自滅しかねないので、あくまで今回は自分がやることに集中したい。それは僕が求めている表現を福岡でやるということなんですけど、それだけに集中して追求していきたいと思っています。
織田信成(関西大大学院) 急きょ出場決定も「問題ないと思っています」
(繰り上がりの出場だが)先週の木曜日に連盟の方からファイナル出場が決まりましたと連絡をいただきました。それ以前にもISUの方から補欠1番手だったので、12月1日までは準備をしておいてくださいと言われていました。それまではきちんと練習してきたつもりでしたし、自分のなかでも問題ないと思っています。本来出られる大会ではなかったんですけど、出られることになったので精いっぱい頑張りたいです。
(この会場については)氷の感触もすごく良いですし、練習を見てくださってお客さんの雰囲気も温かった。このなかで頑張っていきたいと思っています。
(チャンについて)得点に関して、「ただただすごいな」という感じですし、本当に点数だけではなく素晴らしい選手なので、そうした選手と一緒に滑れることを感謝して、自分もちょっとずつ力をつけていければなと。と言っても僕は今シーズンで引退してしまうんですけど(笑)。しっかり学ぶ気持ちを忘れずに、彼の良いところを少しでも吸収できればなと思っています。
(4年前のファイナルでは内定を勝ち取ったが)4年前のファイナルはそのときも熾烈(しれつ)な戦いだと思っていましたけど、今回はさらにそれに拍車がかかった大会だと思っています。4年前と同じようにあまり五輪を意識せずにしっかり自分の演技をしたいと思っています。
日野龍樹(中京大) 「思い切りやって悔いなく」
田中刑事(倉敷芸術科学大) 「チャレンジ精神を忘れず」
<了>