WWE王座戦でビッグ・ショーが乱入=新PPV「バトルグラウンド」結果

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ビッグ・ショー、PPVメインイベントを破壊!

リングサイドでも激しい攻防を繰り広げたデル・リオとヴァン・ダム 【(C)2013 World Wrestling Entertainment,Inc. All Rights Reserved】

 2013年から立ち上がったWWE・PPV大会「バトルグラウンド」の第1回大会が現地時間7日、ニューヨーク州バッファローで開催された。

 ランディ・オートンとダニエル・ブライアンはサマースラムからWWE王座を争ってきた。打撃、グラウンド、トップロープ上での攻防が展開され、中盤ではオートンがボストン・クラブでブライアンを仕留めるなど、持てる技巧を存分にぶつけ合った。

 中盤以降はリングサイドで乱闘同然の戦いが展開され、攻防はエスカレート。ブライアンはダイビング・ヘッドバットを炸裂させるが、オートンは粘り強く応戦し、ハンギングDDTからRKOという必勝パターンへ持ち込もうとした。しかし、ブライアンはこれをかわし、さらに押さえ込みにきたオートンの腕を奪ってイエス・ロックへ持ち込んだ。

 ところが、ビッグ・ショーが駆け込んできて、レフェリーを引きずり出してしまった。そして、オートンを離してビッグ・ショーを睨みつけたブライアンに、なんとKOパンチを叩き込んだ。RAW GMのブラッド・マドックスがステージに出てくると、第2レフェリーを呼んで試合を続けた。

 オートンがカバーに入り、レフェリーがカウントを叩こうとしたが、ビッグ・ショーは第2レフェリーも引きずり出してKOパンチで倒してしまった。オートンはリングに上がったビッグ・ショーを激しく叱責したが、なんとビッグ・ショーはオートンまでパンチでKOしてしまった。ビッグ・ショーは、ステージの上で呆気に取られるマドックスGMを前に「ノー・モア!(これ以上、好きにされてたまるか!)」と叫び、コーナーに上がると、騒然とする客席に向かってアピールした。

デル・リオ、ハードコア形式でRVDを下して世界王座防衛

ブライアンがイエス・ロックで試合を決めるかに思われたが…… 【(C)2013 World Wrestling Entertainment,Inc. All Rights Reserved】

 第1試合に組まれた世界ヘビー級王座戦は、王者アルベルト・デル・リオが再びロブ・ヴァン・ダムを相手に王座防衛戦に臨んだ。試合開始直後からヴァン・ダムが客席とリングサイドを仕切るフェンスからムーンサルトを放って、ハードコア形式のムードが一気に高まった。

 さらに、ヴァン・ダムはリカルド・ロドリゲスと連係しながらハシゴを投入し、デル・リオに襲いかかったが、ローリング・サンダーをかわされてハシゴへ突っ込むなど、攻防は激しさを増した。

 王者デル・リオは、終盤でついにクロス・アームブリーカーでヴァン・ダムを仕留めることに成功。ところが、ロドリゲスが持っていたバケツでデル・リオをめった打ちにして客席のファンを沸かせた。しかし、デル・リオはロドリゲスを鎮圧した。

 ヴァン・ダムは、ロドリゲスの勇敢な行動で体力を取り戻してヴァン・ターミネーターで攻撃。しかしデル・リオはこれをかわし、ヴァン・ダムが持ち込んだイスを組み、ドロップ・トーホールドでヴァン・ダムをイスへ叩き込んだ。ヴァン・ダムはイスに挟まってしまったところを蹴散らされ、そのままクロス・アームブリーカーへと持ち込まれてしまいタップ・アウト。デル・リオは不敵な表情で王座防衛を勝ち誇った。

PPV大会「バトルグラウンド」試合結果

<8試合目 WWE王座選手権>
ダニエル・ブライアン
ランディ・オートン
※ビッグ・ショーが乱入してブライアン、オートン、レフェリーをKOしてノーコンテストに。

<7試合目>
◯CMパンク
●ライバック

<6試合目>
○ブレイ・ワイアット
●コフィ・キングストン

<5試合目>
○コーディ・ローデス&ゴールダスト
●セス・ロリンズ&ロマン・レインズ
※ローデス兄弟が2人のWWE復帰権利と父ダスティの職権確保を勝ち取る

<4試合目 ディーバズ王座選手権>
○AJ・リー
●ブリー・ベラ
※AJが王座防衛に成功

<3試合目 インターコンチネンタル王座選手権>
○カーティス・アクセル
●R・トゥルース
※アクセルが王座防衛に成功

<2試合目>
○リアル・アメリカンズ(ジャック・スワガー&アントニオ・セザーロ)
●サンティーノ・マレラ&グレート・カリ

<1試合目 ハードコア形式世界ヘビー級王座選手権>
○アルベルト・デル・リオ
●ロブ・ヴァン・ダム
※デル・リオが王座防衛に成功

<バトルグラウンド・キックオフ戦>
◯ドルフ・ジグラー
●ダミアン・サンドウ

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