浅野拓磨が今季2ゴール目!エスパニョールに2-1で勝利!【RCDマジョルカ】

マジョルカ
チーム・協会

【©︎RCDMallorca】

相手ゴールキーパーに苦しめられる場面も、死闘を制したマジョルカ

3月16日(日)、RCDマジョルカは本拠地エスタディ・デ・ソン・モイシュでRCDエスパニョールと対戦した。快晴の中、18,000人の観衆が見守る一戦となった。エスパニョールは降格圏ではないものの下位に低迷する一方で、マジョルカはカンファレンスリーグやヨーロッパリーグ出場圏内を視野に入れた戦いを続けている。前々節にマジョルカでの初ゴールを決めた浅野拓磨には、サポーターから大きな期待が寄せられていた。

試合開始直後から両チームが互いに攻め合う展開となるが、次第にマジョルカが試合を支配し始める。浅野も積極的にゴールを狙い、13分にはサム・コスタのクロスに反応してボックス中央からシュートを放つも、惜しくもゴール左へ外れる。

17分には、浅野のパスを受けたダニ・ロドリゲスがゴールを狙うが、相手DFにブロックされる。さらに20分、今度はマヌ・モルラネスのパスを受けた浅野がシュートを放つも、再び相手守備陣に阻まれた。

その後もムリキ、マルティン・ヴァルイェント、アントニオ・ライージョ、ダニ・ロドリゲス、そして再び浅野が立て続けにエスパニョールゴールに迫るものの、相手GKジョアン・ガルシアと守備陣の堅い守りを崩せず、スコアレスのまま前半を終えた。

後半開始直後、マジョルカにとって不運な形で試合が動く。54分、エスパニョールがショートコーナーからクロスを供給すると、ムリキがクリアを試みるもボールはゴール方向に流れ、痛恨のオウンゴールとなってしまう。

しかし、ここからマジョルカの反撃が始まる。

61分、オマール・エル・ヒラリがモヒカに対してファウルを犯し、マジョルカがPKを獲得。キッカーを務めたムリキだったが、エスパニョールGKジョアン・ガルシアの好セーブに阻まれ、同点とはならなかった。

しかし、その4分後の65分、セルジ・ダルデルの正確なクロスに浅野が頭で合わせ、ついに同点ゴールを決める。浅野にとっては今シーズン2点目となり、さらなる存在感を示した。

攻撃の手を緩めないマジョルカは、74分に再びPKを獲得。しかし、VARの結果、判定が覆りPKは取り消しに。ムリキのリベンジとはならなかった。

84分、浅野はフェルナンデス・バレリーと交代し、試合を救う同点弾を決めた状態でピッチを後にした。

しかし、マジョルカのPK劇はこれで終わらなかった。

88分、途中出場のアブドン・プラッツがエスパニョールのレアンドロ・カブレーラに倒され、試合3度目のPKを獲得。アディショナルタイム8分が表示される中、エル・ヒラリの負傷により試合が一時中断。94分、PKのキッカーを務めたアブドンだったが、またもやジョアン・ガルシアに阻まれてしまう。

しかし、その直後、相手選手がキック前にペナルティエリア内へ侵入したとして、PKのやり直しが決定。マジョルカにとっては絶好のチャンスが訪れた。

97分、ムリキが再びキッカーを志願。スタジアムとベンチが見守る中、左上隅に豪快に決め、ついに逆転ゴールを奪った。

PKや負傷による度重なる遅延の影響で、試合は102分まで続いたが、マジョルカは執念の勝利を掴み、貴重な勝ち点3を獲得した。

これにより、マジョルカはインターナショナルウィークへ突入。次節は3月31日、アウェーでバレンシアと対戦する予定だ。

【©︎RCDMallorca】

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著者プロフィール

RCDマジョルカはスペイン・バレアレス諸島州パルマ・デ・マヨルカに本拠地を置くサッカークラブで、1916年に設立されました。バレアレス諸島に本拠地を置くサッカークラブの中ではもっとも歴史が古いクラブとして知られています。19/20シーズン、そして21/22シーズンには日本代表の久保建英選手がプレーしています。

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