「越後大花火」前哨戦は高山に凱歌=大仁田のパートナーに愛弟子・田中

小野 仁

大仁田がパートナーに自ら田中を指名

高山と電流爆破で戦う「越後大花火」のパートナーに愛弟子である田中を指名した大仁田 【小野仁】

 10.14「越後大花火」(新潟・朱鷺メッセ)で“エベレスト”電流爆破デスマッチを敢行する“邪道”大仁田厚と“帝王”高山善廣が23日、大仁田厚プロレスリング千葉・木更津大会のメイン(大仁田&田中将斗&矢口壹琅vs.高山&NOSAWA論外&KIKUZAWA)で激突。のっけから大仁田が高山を場外戦に誘うなど邪道殺法を駆使して優位に立つ場面もあったが、乱戦の末に高山が矢口をランニングニーで沈めて唯一の前哨戦を制した。

 試合後、「越後大花火」で高山のパートナーを務めるNOSAWAが、「10月14日、NOSAWA論外&高山善廣vs.大仁田厚&X。Xって誰なんですか? 木更津のお客さんの前で紹介してくださいよ」と挑発すると、大仁田は「よーく聞け、オレは田中将斗を指名する!」と宣言。即座に田中が「オレと大仁田さんが電流爆破のリングに上がって、オマエらできんなら、やってやるよ、このヤロー!」と呼応すれば、高山も「田中、オメーがパートナーか。オメーら2人、握りつぶしてやるからな。覚悟しとけ! いくぞ、ノーフィアー!」と雄叫びを挙げた。

「越後大花火」で大仁田&田中組と対戦することになった高山は「相手にとって不足はない」とコメントした 【小野仁】

以下は試合後のコメント

■田中「電流爆破に上がる意味は分かっている」

 ぶっちゃけ、(リング上では)勢いでああいうふうに言ったけども、電流爆破に上がる意味っていうのは、自分の中でわかってるので。何年ぶりかも忘れましたけど、もう十何年、(電流爆破のリングに)上がってないんで。FMWで(大仁田の)付き人やってるころは一番近くで見てたのはボクやし。電流爆破の怖さをずっと見てたし、自分でも実際やってたし。NOSAWAとか高山とか、入ったことないヤツらに負けるわけにいかないですからね。
 ボクと大仁田さんが組んで(電流爆破)っていうのは初なんで。楽しみではありますね。そういうプロレスを見て、自分はFMWを志して。大仁田さんっていう人間がいて、自分はFMWに入ったんで。やっぱり師匠から名指しされたってのはうれしいですよね。いろんな気持ちを高めながら、そのリングに上がりたいなと。気持ちはもう固まったので、あとはその日を迎えるまでです。

■高山「田中だったら相手にとって不足はない」

(大仁田のパートナーに)もっとショボいヤツが出てきたら寂しかったけど、彼(田中)だったらね。ずっとFMWから大仁田厚とやってきたんだろうし。相手にとって不足はない。楽しみだよ。正直、向こうの土俵だからね。どういうふうになるか、想像がつかない。ただ、最後に立ってるのはオレだってこと。それだけ」

■大仁田「田中にデスマッチを伝授したい」

 オレの中で電流爆破っていうのは自分の宝物だけど、オレがどこまで(リングに)立てるかわかんないけど、ぜひ田中に伝授したいなと思ってる。(田中は)オーソドックスなレスリングでも育っているのは確かだけど、デスマッチって部分で育ってるのも確かだと思うんだよ。今回、高山という巨大な敵なわけだから、(田中と)タッグでやりたい(と考えた)。新潟の皆さんには、タッグの電流爆破の面白さを伝えたい。
■大仁田厚プロレスリング「木更津炎上!伝われ!邪道魂!!」
9月23日(月)千葉・木更津市民体育館

<有刺鉄線ボード・スクランブルバンクハウス6人タッグデスマッチ時間無制限1本勝負>
○高山善廣、NOSAWA論外、KIKUZAWA
(14分39秒 ランニングニー→体固め)
大仁田厚、●矢口壹琅、田中将斗

<第5試合 邪道軍vs.ZERO1 6人タッグマッチ45分1本勝負>
[ZERO1]KAMIKAZE、○小幡優作、横山佳和
(13分11秒 コードブレーカー→体固め)
[邪道軍]保坂秀樹、松崎和彦、●藤井健一

<第4試合 ミックストタッグマッチ30分1本勝負>
○戸井克成、雷電
(9分12秒、横入り式エビ固め)
●ダンプ松本、BADBOY非道

<第3試合 女子タッグマッチ30分1本勝負>
○ラ・マルクリアーダ、バンビ
(8分51秒、ラリアット→体固め
石橋葵、●ミクロ

<第2試合 3WAYダンス20分1本勝負>
○レザー・フェイス
(5分12秒、エビ固め)
●翔太
※パワーボム。もう1人は佐野直

<第1試合 20分1本勝負>
○ジ・ウインガー
(6分51秒、横回転エビ固め)
●菊タロー
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