蝶野、復興プロレスで被災地にエール!「日本が笑顔で元気になれるように」

アリストトリスト

蝶野が福島の被災地でチャリティープロレス 【写真提供:アリストトリスト】

 蝶野正洋プロレスデビュー30周年プロジェクト『BLACK FINAL』第2弾イベントとなる、東日本大震災復興支援チャリティープロレス『Fight&Love 2nd』が、9月7日(土)福島県いわき市の久之浜第一小学校校庭で開催された。

 今回のチャリティーは「浜風商店街2周年祭」とジョイントしたイベントで、浜風商店街は小学校校庭の一角を利用して、2011年9月にオープン。仮設の店舗は、地震、津波、火災、原発事故、さらに風評被害という5重苦の困難に見舞われながらも、一歩一歩、復興に向けて前進する久之浜の人たちの安らぎの場となっている。

ちびっこアナ&レフェリーが参戦

ちびっこレフェリーが名ジャッジ!? 【写真提供:アリストトリスト】

 蝶野が『Fight&Love』に託す思いは、「プロレスを通じて、被災地の人たちに元気と勇気を」というもの。今回は全日本プロレス、ZERO1が共感し、現地で3試合を行った。

 試合以外にも、ちびっ子リング設営体験、ちびっ子プロレス教室、ちびっ子リングアナ&レフェリー教室を開催。第1試合のジョナサン・グリスシャムvs.ジェイソン・リーのZERO1提供試合では、ちびっこレフェリーが試合を裁き、第2試合の諏訪魔&大森隆男vs.KENSO&SUSHI戦には、ちびっこリングアナが登場。子供たちの愛くるしい仕草に温かい声援が飛び、そして選手たちが見せる闘いの迫力に、会場はどよめきと歓声に包まれた。

蝶野のシャイニング・ケンカキックが炸裂!

いきなりシャイニング・ケッカキックを炸裂させた蝶野だったが、バトルロイヤルはまさかの途中脱落 【写真提供:アリストトリスト】

 蝶野はメインイベントの時間差バトルロイヤルに出場。7選手が1分おきに入場してくる試合形式で、蝶野は大トリとしてリングイン。いきなりシャイニング・ケンカキックを炸裂させた。その後、大谷晋二郎、佐藤耕平、崔領二らがリング内外でバトルを展開。多人数で丸めこまれて選手が次々と脱落していく中、イベントの主役の蝶野が5番目に脱落するという波乱が……。最後は、ZERPO1の期待の星・横山佳和がタマ・ウィリアムを下してバトルを制覇した。


 イベントのフィナーレでは、浜風商店街と久ノ浜商工会の有志一同より、17日に誕生日を迎える蝶野に祝福の花束が贈られ、マイクを手にした蝶野は、「今回、久之浜に来るにあたって、どういう状況なのか、調べてきました。選手たち、スタッフ、今日参加してくれたアーティストの皆さんも色々被災地を回ってきました。やっぱり現地に行かないとわからないこと、きっかけがないと感じられないことがいっぱいあります。そういうことを我々が広げていく。それが自分たちの役割だと思っています。自分達がこういう所に来て、皆さんが頑張ってる姿を見て、自分たちが勇気をもらっていると思います」とコメント。

「自分たちが勇気をもらっている」

「自分たちの方が勇気をもらっている」と、蝶野は久之浜の人々に感謝の言葉を送った 【写真提供:アリストトリスト】

 さらに、イベントを通じて「人間はやっぱり心と心で通じ合うと思います」と、心が触れ合った久之浜の人々へ、「東京なんかで自分たちは競争社会で生きてますけど、被災地に来て頑張ってる皆さんを見ると、我々はもう一回考えさせられるというか。もう一度イチから頑張ろうと。我々レスラーはリングの上で闘う姿、頑張る姿を見せていって、日本が笑顔で元気になれるようにと思って頑張っていきます。皆さんも一緒に頑張っていきましょう! 今日はホントにありがとうございました」とエールを送った。

 またイベント中、浜風商店街ステージでは、秋の寄せ植えアレンジメント教室が開催され、さらに蝶野がファンと公言しているCLIFF EDGE、牛来美佳、アイくるガールズ、花音のLIVEや久之浜中学校吹奏楽部演奏なども行われた。

【写真提供:アリストトリスト】

■9月7日『Fight&Love 2nd』試合結果

<第1試合 プロレスリングZERO1提供試合 シングルマッチ10分1本勝負>
ジョナサン・グリスシャム
(時間切れ引分け)
ジェイソン・リー

<第2試合 全日本プロレス提供試合 タッグマッチ10分1本勝負>
諏訪魔、○大森隆男
(9分30秒 アックスボンバー→片エビ固め)
KENSO、●SUSHI

<第3試合 時間差バトルロイヤル30分勝負(7人参加)>
○横山佳和
(18分0秒 スピアー→エビ固め)
●タマ・ウィリアムス
【入場順】横山&小幡優作、ウィリアムス、崔領二、佐藤耕平、大谷晋二郎、蝶野正洋
【退場順】耕平、大谷、崔、小幡、蝶野、ウィリアムス
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