ギャラガーが魂のゴールでCL逆転を狙うも、PK戦の末に敗れる | アトレティコ・デ・マドリー

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勝利まであと一歩…PK戦合計2-4で無念のCL敗退

【©️Atleti】

アトレティコ・デ・マドリーは、チャンピオンズリーグ・ベスト16のセカンドレグで、ホームにレアル・マドリードを迎えた。先週のサンティアゴ・ベルナベウでの第1戦を1-2で落としていたため、シメオネ監督率いるチームは、1点のビハインドを覆さなければならない状況だった。指揮官はスタメンに2人の変更を加え、ハビ・ガランに代えてヘイニウドを左SBに起用し、リーノの代わりにパワーのあるギャラガーを先発に抜擢した。

試合はいきなり動く。開始わずか27秒、アトレティコの素早いプレスが機能し、相手陣内でボールを奪い返す。アルバレスからのパスを受けたデ・パウルが右サイドから低いクロスを供給すると、シメオネが絶妙にスルー。メンディに当たったボールに反応したギャラガーが、勢いよく滑り込みながらゴールネットを揺らし、早々にアトレティコが先制点を奪った。これで2戦合計スコアは2-2の同点に。

勢いに乗るアトレティコは、さらに25分に追加点のチャンスを迎える。相手のクリアボールを拾ったアルバレスが、ドリブルでペナルティエリア内へと突進。左足を振り抜き、強烈なシュートを放つが、GKクルトワの鋭い反応に阻まれ、ゴールには至らなかった。それでも、アトレティコはレアル・マドリードに決定機を作らせず、試合の主導権を握ったまま1点リードでハーフタイムを迎えた。

【©️Atleti】

後半に入ると徐々にレアル・マドリードが攻勢を強めていく。そして、アウェイチームの鋭いカウンターからエムバペが前向きにボールを受けると、対応したラングレがペナルティエリア内で倒し、PKを献上してしまう。しかし、キッカーを務めたヴィニシウスのシュートは枠を大きく外れた。

その後もアトレティコは、コレアやセルロートといったフレッシュな選手を投入し、幾度となく決定機を作る。しかし、決定力を欠き、90分間では勝負が決まらず、試合は延長戦へと突入した。

迎えた延長戦開始直後、アトレティコに絶好のチャンスが訪れる。オブラクのロングフィードをコレアが巧みに足元で収め、そのままペナルティエリアへ侵入。そして、逆サイドに走り込んだセルロートへクロスを送る。しかし、フラン・ガルシアがギリギリのところで足を伸ばし、決定的な場面を阻止した。

そして、試合はPKに突入し、アトレティコはジョレンテが失敗したもののセルロートとコレアが成功。だが、アルバレスが二度蹴りと判定され、失敗扱いに。そして、オブラクがルカス・バスケスからゴールを守り切ったが、PK戦合計2-4で敗北。アトレティコ・デ・マドリーの今季のUEFAチャンピオンズリーグの戦いは、このラウンドで幕を閉じることとなった。
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著者プロフィール

アトレティコ・デ・マドリーは、スペインのマドリーを本拠地とし、ラ・リーガに所属するサッカークラブです。1903年に創立し、プリメーラ・ディビシオン(1部)優勝11回、コパ・デル・レイ優勝10回、UEFAヨーロッパリーグ優勝3回、UEFAチャンピオンズリーグ準優勝3回を誇り、ヨーロッパを代表する歴史あるクラブです。

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