大仁田、「越後大花火」に高山を指名=青森ロックでは坂口ジュニアと初対戦

小野 仁

高山に「エベレストのような電流爆破を用意する」

10月の「越後大花火」の対戦相手として高山を指名した大仁田。エベレスト級の電流爆破を用意すると宣言した 【小野仁】

“邪道”大仁田厚が6日、都内のZERO1道場で記者会見を開き、14日に参戦する青森ロックフェスティバル「夏の魔物」および10月14日の「越後大花火」(新潟・朱鷺メッセ)に向けて意気込みを語った。

 まず、新潟初の電流爆破デスマッチが開催される「越後大花火」の対戦相手として、“帝王”高山善廣を指名。「U系と言われるところからプロレス界に入ってきて、(高山が)最後にやってないジャンルだと思う。エベレストのような電流爆破を用意しますので、ぜひ新潟に参戦してください」と、いつになく丁重な口調でラブコールを送り、近く正式に文書で対戦を申し入れるとした。
 大仁田と高山は昨年12月の初遭遇以来、いずれも6人タッグマッチで3度対戦。今年4月には大仁田興行のリングにも参戦するなど、高山が“邪道ワールド”に抵抗感を示していないことから、両雄の電流爆破対決が実現する可能性は高いと見てよさそうだ。

青森ロックではDDT軍との6人タッグ

9月14日の青森ロックで邪道軍団とDDTによる6人タッグが決定した 【小野仁】

 続けて、青森ロックフェスティバルの話題に移り、主催者の成田大致氏とDDT・高木三四郎も会見に加わった。14日に青森県東津軽郡の夜越山スキー場で開かれる同イベントの目玉として、大仁田&矢口壹琅&保坂秀樹の邪道軍と高木&坂口征夫&中澤マイケルのDDT軍による6人タッグ戦(試合開始20時20分)が決定。大仁田と“荒鷲2世”征夫の初対戦が注目される。
「ロックやアイドル、いろんなジャンルが参加する中で、プロレスが一番すごくて、一番面白くて、一番熱いというのをお見せできれば」という高木のコメントを受け、大仁田は「昔こういうことをやって1億6000万損したことがあるけどな」と、FMW時代の91年8月に佐賀県鳥栖市でロックイベントとタイアップして手がけた「炎のバトル」を引き合いに出して笑いを誘う。
 赤字続きながら今年で8回目となる青森ロックフェスを継続開催してきた成田氏らの情熱にほだされて参戦に踏み切った大仁田は、「ミュージシャンに負けないパワーでDDTにぶつかりたい」と邪道魂をみなぎらせ、脚立、有刺鉄線バット、チェーンなどの公認凶器を詰め込んだボックスをリング中央に設置することを提案し、これを高木も承諾したため、“何が飛び出すかわからないデスマッチ”が挙行される運びとなった。

 なお、9月23日の千葉・木更津大会を皮切りに「越後大花火」をはさみ、10月末までに下記の通り大仁田興行6大会の開催が決定。各地で邪道劇場が繰り広げられる。
■大仁田厚プロレスリング9〜10月の日程  
9月23日(月) 千葉・木更津市民体育館 試合開始14:00
10月4日(金) アクロス福岡 試合開始19:00
10月6日(日) 大阪・東成区民センター 試合開始17:00
10月18日(金)  東京・新宿FACE 試合開始19:00
10月25日(金) 熊本・御船町スポーツセンター 試合開始18:30
10月26日(土) 大分・中津体育センター 試合開始18:00

■越後大花火
10月14日(月) 新潟・朱鷺メッセ 試合開始14:00
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