木村沙織「世界選手権予選は落とせない」=米国戦後 選手コメント

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木村は個人的にもポイントが欲しいところで取りきれていないと反省を口にした 【坂本清】

 バレーボール女子のワールドグランプリは1日、決勝ラウンド(8月28日〜9月1日、北海道立総合体育センター)の最終戦が行われ、日本は米国に2−3(25−17、19−25、25−18、17−25、12−15)で敗れた。日本は今大会を1勝4敗の4位で終えた。

 序盤に流れをつかみ第1セットをものにした日本だったが、その後は互いにセットを取り合い、第5セットまでもつれる接戦となった。第5セットは先行される苦しい展開から追いつき、そのまま勢いに乗るかと思われたが、最後は米国が連続得点。日本は一歩及ばず敗れた。

木村沙織(ガラタサライ/トルコ)

「20点以降の戦い方をみんなで意識していきたい」

 ワールドグランプリの最終戦なので、絶対に勝って終わりたかったが、フルセットで勝ちきれず悔しかった。予選からずっとスタートが悪かったので、どうにか改善しようとみんなで話し合い、やっとスタートは取れるようになってきたが、中盤から後半にかけてや、20点以降の得点の取り方がワンパターンになっている。個人的にもポイントが欲しいところで取りきれていないので、20点以降の戦い方をみんなで意識していきたい。

(9月4日から始まる)世界選手権の予選が、今シーズンで一番大事な大会なので、そこは絶対に落とせないし、今回の大会で出た課題を改善できるように頑張りたい。

宮下遥(岡山シーガルズ)

宮下は敗戦に悔しさをにじませつつも、充実した5試合だったを今大会を振り返った 【坂本清】

「2年後、3年後につながる」

 フルセットで勝ちきれず悔しい。5連戦の最終日で疲れもあり、体もあまり良い状態ではなかった。日の丸を背負ったら5連戦も当たり前なので、それを乗り切れる体力をつけるために、技術的な部分だけでなく、筋力トレーニングなど基礎的な部分もしっかり取り組まなければならないと感じた。課題がたくさん見つかった大会だったが、バックアタックなど新しい収穫もあり、とても濃く、充実した5試合だった。最初は何かが悪いとネガティブに考えてしまっていたが、いろんな選手と話をすることで、こんな悪い状況の中でもプラスに考えることができた。最終的に4連敗だったけれど、2戦目のブラジル戦は楽しくできた。この経験は絶対に、2年後、3年後につながる。

江畑幸子(日立リヴァーレ)

「苦しい時に決められるようにしたい」と今後への抱負を述べた江畑 【坂本清】

「最後の締めが甘いから」

 フルセットにいって勝てないのは、最後の締めが甘いから。自分自身も、本当に決めたい時に決め切れていない。チームが乗っている時に決めるのは簡単でも、苦しい状況で決めるのは本当に難しいので、それができるようにしたい。フルセットで勝てないことを含め、今回出た課題を短い時間でしっかり直したい。またすぐに試合が続くので、次の試合はベストで臨めるようにもう1回、チームをつくっていきたい。

岩坂名奈(久光製薬スプリングス)

「課題も出たが、自信につながる」

 フルセットで負けてしまい悔しい。今大会でいろいろな課題も出たが、自信につながる部分もあった。サーブで崩れたところで相手のハイボールからの攻撃をブロックすることができたので、もっと弾かれないように、課題を1つでも克服できるように、また1から頑張りたい。
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