3度目の決戦となる久保と野杁の心情は!?=Krush.32直前インタビュー

株式会社グッドルーザー
「Krush.32」(9月1日/愛知・名古屋国際会議場イベントホール)のメーンイベントで「Krush −67kg級タイトルマッチ」を争う王者・久保優太と挑戦者・野杁正明のインタビューが届いた。ことし5月のGLORY65キロ級トーナメント決勝で戦って以来3度目の対決となる2人。過去は久保の2戦2勝だが、3度目の決戦に2人は何を思う!?

久保「Krushのベルトは誰に渡さない」

「Krush −67kg級タイトルマッチ」を野杁と争う久保。野杁には過去2戦2勝している 【t.SAKUMA】

以下は久保優太のインタビュー。

――5.3GLORYでは65kgの世界トーナメント優勝を果たしました。久保選手にとってはどんなトーナメントでしたか?

 世界の強豪が集まったトーナメントで、僕はK−1で日本王者になってから、ずっと世界一を決めるトーナメントに出て優勝することを目標にしていました。K−1ではなくGLORYでしたが、Krushを代表して世界トーナメントに出て優勝できたことで、目標を達成できたかなと思っています。

――今回は久保選手にとって初防衛戦、しかも名古屋で野杁選手の挑戦権を受けることになりました。

 野杁選手とは3度目の対戦で、過去の2試合は僕が勝っています。野杁選手は3度目の正直という気持ちで来るだろうし、逆に僕は2度あることは3度あるで、今回もきっちり完封してKOで仕留めようと思います。

――同じ相手と3試合戦うということで特別な気持ちはありますか?

 初めて戦ったK−1のトーナメントから成長しているし、GLORYの決勝で拳を合わせて『強くなっている』と感じました。でも僕も強くなっている自信はありますし、3度目の対戦はどれだけお互いが成長したかがポイントになるんじゃないかなと思っています。

――久保選手にとって野杁選手はどんな存在でしょうか?

 本当に天才ですよね。あの年齢であれだけ世界の強豪を破っているし、日本では飛びぬけた存在だなと思います。でも野杁選手だから特別にどうこうは思わないですし、たまたま3度戦うことになった相手という見方です。

――3度目の対戦で初めてのワンマッチとなります。

 トーナメントになると、どうしても次の試合のことを考えてリスクを負わないように戦ってしまいます。でもワンマッチは目の前の試合にすべてをかけて戦うことが出来るので、次の防衛戦ではKrushらしい激しい試合が出来ると思います。

――過去の対戦とは違う試合になりそうですか?

 はい。絶対に過去の2試合とは違う試合になります。僕の戦い方も前回とは違うと思います。今回は野杁選手と戦うことだけを考えて、野杁対策を十分に練ってきました。あの攻撃が入ったらちょっとやばいことになると思います。

――ということは狙っている技があるということですね。

 ありますね。野杁選手を倒す技を用意して、野杁選手を倒すイメージはしっかりと出来ています。

――ずばりその技が入ったら野杁選手はどうなってしまいますか?

 間違いなく立てないです。

――3度目の対戦でしかもワンマッチ、今回は差を見せて勝ちたいですか?

 僕はそのつもりです。前々回は判定決着でしたし、前回はダウンを取って勝ったとはいえローブローの中断があった試合でした。でも今回はワンマッチでお互いに怪我がないベストな状態で戦えるのはいいことだと思います。

――またGLORYで世界一の座を争った2人がKrushのベルトをかけて戦うことについてはいかがでしょう?

 僕はKrushを代表してGLORYに出ると公言していて、世界トーナメントの決勝を争った2人がKrushのベルトをかけて戦うことは本当にうれしいことです。しかもそれが名古屋で実現して、野杁選手の地元なので盛り上がる試合になると思います。

――Krushのチャンピオン、そして世界一を決める試合になりますか?

 そうですね。世界一に相応しい試合を見せたいと思います。Krushのベルトは1月のトーナメントで必死に取ったものなので、しっかり守り続けていきたいです。Krushのベルトは誰にも渡したくないです。

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