城戸インタビュー「誰もやったことがない新技出します」=Krush

株式会社グッドルーザー

2度目の防衛戦に臨むKrush70kg級王者・城戸 【t.SAKUMA】

 11日に後楽園ホールで開催される「Krush.30」にて、Krush −70kg級王座を懸け対戦する王者・城戸康裕と、挑戦者・山内佑太郎からインタビューが届いた。城戸は2度目の防衛戦。山内は元全日本キックのウェルター級&スーパーウェルター級王者として、Krushのベルト奪取に執念を見せている。

僕がチャンピオンじゃないと面白さが半減するでしょう

――今大会では2度目の防衛戦で山内選手と対戦することになりましたが、最初にオファーを受けた時はどんな心境でしたか?

「『ここで山内さんと組まれたか!』って感じですね。俺もKrush初参戦でいきなりタイトルマッチをやらせてもらったんで、どうこうは言えないんですけど(笑)」

――山内選手にはファイターとしてどんな印象を持っていますか?

「巧くてしっかり対策を立てて戦うタイプだと思いますね。距離を詰めてガンガン打ち合うのではなく、自分の武器や身体的な特徴を理解して、それを活かした戦い方をしますよね」

――1.26後楽園の守屋拓郎戦は守屋選手からの挑発もあり、試合前から緊張感を漂わせていましたが、山内選手はそういう相手ではないですよね

「そうですね。山内さんがK−1でドラゴとやったあとに『ドラゴどうでした?』と聞いたこともあったし、試合が決まるまでは普通に先輩・後輩として、会場で話したりもしてました。また山内さんは最後のチャンス的にこのタイトルマッチに懸けて来るんじゃないですかね」

――では守屋戦とは試合に挑む心境が全く違いますか?

「全然違います。前回は本当にイラついていたし、負けられないプレッシャーも強かったですからね。もちろん今回そういうプレッシャーがないということではないですよ。ただ守屋戦から7カ月、戦い方がちょっと変わって強くなっている自信があるんで、それを見てもらいたいです」

――守屋戦の後、ビッグバンで2試合戦っていますが、そこでも手応えを感じていますか?

「2月の阿佐美ザウルス戦の後ですね。春くらいにパンチの打ち方を考える時期があって、今まで分からなかったところが、一気にバチン!とハマったんです。ごちゃごちゃの糸が一本につながったような。そうしたら大宮司さんからも変わったと言ってもらえるようになって、6月にイラン人(マスード・ミナイ)に勝てたのもそれが理由だと思うんですよね。だから今は一本につながった糸をもっと太くしている段階です」

――ミナイ戦ではバックブロー以外に左ストレートでもダウンを取りましたが、それも変化の一つですか?

「そうですね。ただそれだけじゃないですよ。必殺技も幾つか編み出したので、それを次の試合では出します」

――新必殺技ですか?

「はい。今までの格闘家は誰もやったことがない技です。でもスパーリングではみんなに当たっているし、実際に倒したこともあります。多分みんな『何だ、それは?』と思いますよ。上手くハマれば絶対に一発で倒せますね」

――記者会見で試合のテーマを聞かれて“死守”という言葉を使っていました。あれはパッと頭に浮かんだ言葉だったんですか?

「そうですね。最悪、負けなきゃいいなっていう。でもそれは世界に通用するためにやっている自分の動きを試合で試さないと、一試合分、無駄になる。僕は負けそうになってもギリギリ勝ちに持っていく戦い方が出来るんで、自分の動きを試して戦っても、最終的に負けることはないと思ったんです。それを表現しようとして死守という言葉が頭に浮かんだ感じですね」

――そういった意味があったんですね

「まあ……それに僕がチャンピオンじゃないとKrushの面白さが半減するでしょう(笑)。Krushはいろいろなことをやらせてくれるイベントだし、チャンピオンでいた方がいろいろやりやすいじゃないですか。今回の煽りVTRも過去最高のクオリティにする予定なので、そこも期待してください」

――今回も煽りVTRに始まり、試合での新必殺技投入と“城戸劇場”が見られそうですね

「はい。そんな感じでみなさんよろしくお願いします!」

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