マイネル岡田総帥「凄い」と絶賛の2歳馬=POGの達人コーナー

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「マイネル軍団」が2歳戦で勝ち鞍量産

 JRAブリーズアップセール出身馬に負けないほどに勝ち鞍を量産しているのが「マイネル軍団」とも称される、ビッグレッドグループ(ビッグレッドファーム明和、真歌トレーニングパーク、コスモヴューファーム)で育成されている2歳馬たち。冠名の「マイネル、マイネ、コスモ」だけでなく、近年では「ウイン」が付く活躍馬もビッグレッドグループの育成馬たちです。

 最近、グリーンチャンネルの「岡田繁幸のRun for the Classics」という番組で、アシスタントのようなもの(笑)を務めさせてもらっていますが、そこで岡田さんからビッグレッドグループの育成馬の牧場時代の話や、デビュー前の馬の評判をうかがうことが多くなりました。

マイネグレヴィルに岡田総帥驚いた!

 その岡田さんがデビュー戦を見てびっくりしたというのが、福島の芝1800Mで行われたメイクデビューを勝利したマイネグレヴィル。岡田さん曰く、「牝馬の調教は牡馬ほど熱心に見ていなかったから、よく覚えていないんだよなあ」とは、毎年ダービーを狙える馬を探している岡田さんらしくもあるのだが(笑)、10番人気とは思えないような走りは、その岡田さんに牝馬クラシックを意識させるほどのインパクトを与えたようです。

 詳しくは「岡田繁幸のRun for the Classics」を見ていただくことにして(笑)、それでも父ブライアンズタイムという血統背景、そして芝1800Mも苦にしないスタミナなど、かなりの器であることは間違い無さそう。

「デビュー戦で目立った時計を出す調教をしていなかったから評価を落としていたが、それは牧場で充分に乗り込んでいることを厩舎が分かっていてくれたから」(岡田さん)

 とのことであり、前走の内容を見たファンの方は、次走は調教時計が出ていなくとも、まさか10番人気にはしないことでしょう。

最も期待している2歳馬というのが……

「マイネル軍団」岡田繁幸氏は新種牡馬マツリダゴッホに大きな期待 【netkeiba.com】

 また、「岡田繁幸のRun for the Classics」では岡田さんが今、最も注目している種牡馬であるマツリダゴッホについての話も良く聞かせてもらってるのですが、「この時期はまだ緩さの残っている馬が多いので、直線ではふらつくこともある」とのこと。それでもしっかりしてくればまだ良くなるはずとも話していましたので、使われながら更に良くなってくる産駒や、これからデビューする産駒も楽しみと語っていました。

 そんな岡田さんが今、最も期待している2歳馬というのがマイネルスパイアー。好調なビッグレッドグループの中でも、「この馬は凄い」と断言していましたが、28日に行われたメイクデビュー新潟では4着という結果に。来月の「岡田繁幸のRun for the Classics」の収録では、勝利の報告と岡田さんの笑顔を届けられることを期待しましょう!

<了>

▼筆者:村本浩平
1972年北海道生まれ。大学在籍時代に「Number ノンフィクション新人賞」を受賞。現在はフリーライターとして活躍。特に馬産地ネタでは欠かせない存在。

POGとは?

「ペーパーオーナーゲーム(Paper Owner Game)」の略。競走馬の仮想馬主となり、持ち馬の成績を競うゲーム。馬主気分を味わいながら仲間で楽しむことができ、須田鷹雄氏ら愛好家が基本的なルールを提唱して普及した。一般的には、夏の新馬戦開始前に2歳馬を選び、翌年の日本ダービーまでの獲得ポイントを競うゲームとして知られている。

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