WWE王座への最短距離をつかむのは!?=マネー・イン・ザ・バンク

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歴代王者達がWWE王座MITB権を争う

6人同時にハシゴに上りブリーフケース争奪戦を展開 【(C)2013 World Wrestling Entertainment,Inc. All Rights Reserved】

 2013年7月のWWE PPV大会「マネー・イン・ザ・バンク」は、現地時間7月14日にペンシルバニア州フィラデルフィアで開催された。このPPV大会の目玉は大会名にも冠された「場所、時を問わずにブランドの最高峰に挑戦できる権利」マネー・イン・ザ・バンク(MITB)権を争うラダー・マッチだ。

 RAWブランドのMITBラダー・マッチは、かつて頂点を極めた歴代王者達がWWE王座への最短距離を争った。出場者はクリスチャン、ダニエル・ブライアン、ランディ・オートン、シェイマス、CMパンク、そして事前に復帰が伝えられたRVDことロブ・ヴァン・ダムの6人。

 試合開始のゴングが鳴ると、場内はRVDチャントの大合唱となり、ヴァン・ダムは自らを指さす仕草で応えたが、5人に総攻撃を受けてフロアへ叩き出され、続いてクリスチャンも集中攻撃にさらされた。
 序盤からハシゴを武器に激しい攻防が展開されたが、最初にブリーフケースを狙いに行ったのはクリスチャンだった。

 中盤ではハシゴが2本立てられて6人全員がハシゴ上でブリーフケース争奪戦を展開しながらも全員がハシゴごと倒れてしまった。その後はシェイマス、ヴァン・ダム、ブライアンへと主導権が移り、ついにブリーフケースに手をかける寸前までこぎつけた。

 ところが、現IC王者でカート・ヘニングの息子としても知られる「ヘイマン派最新鋭の男」カーティス・アクセルが乱入した。彼はパンクと向き合ったが、パンクの返答は渾身のGTSだった。ヘイマンはリングに上がってアクセルを罵倒したが、なんと続いてロープに倒れかかっていたハシゴを、パンクの頭頂部めがけて叩き込み、無言のままリングから去ってしまった。

 ヴァン・ダムが混乱に乗じてブリーフケース奪取を狙ったが、オートンが追撃し、ハシゴからRKOでヴァン・ダムを撃墜、ハシゴを上がって赤いブリーフケースをつかみ取り、MITB戦初出場で初勝利を収めたと同時に、RAWブランドのミスターMITBになった。

シナ、ヘンリーに完勝して王座を防衛

死闘を制し王座を守ったシナ 【(C)2013 World Wrestling Entertainment,Inc. All Rights Reserved】

 マーク・ヘンリーは、RAWで引退を装ってシナを襲撃。現役生活で唯一、腰に巻いたことがなかったWWE王座の挑戦を表明して世界中のファンを驚かせた。シナはファイティング・チャンピオン(挑戦を受けたら、決して拒まない王者)らしくヘンリーの挑戦を承諾したが、PPV大会直前までヘンリーの不気味な威圧行動でプレッシャーにさらされた。

 試合は序盤からヘンリーのペースで展開した。彼はストロンゲストマン・コンテストで優勝した怪力でシナを圧倒、コーナー最上段から飛び込んだシナを受け止めたままストロンゲストスラムを炸裂した。

 ところが、シナはカバーを返してみせた。ヘンリーは冷静さを失い、コーナーのパッドを剥ぎ取り、フロアからイスを持ち込むなどしてシナを攻めようとした。しかし、シナはヘンリーをむき出しの金具に叩きつけると、2度目のSTFでヘンリーを仕留めてタップ勝ちを収めた。

 上記2戦を含む全試合結果は以下のとおり。


■WWE PPV大会「マネー・イン・ザ・バンク」試合結果

<7試合目 WWE王座マネー・イン・ザ・バンク・オールスターズ・ラダー・マッチ>勝者:ランディ・オートン
※オートンがWWE王座マネー・イン・ザ・バンク権を獲得

<6試合目 WWE王座選手権>
○ジョン・シナ
●マーク・ヘンリー
※シナがWWE王座を防衛

<5試合目 世界ヘビー級王座選手権>
○アルベルト・デル・リオ
●ドルフ・ジグラー
※デル・リオが王座を防衛

<4試合目>
○ライバック
●クリス・ジェリコ

<3試合目 ディーバズ王座選手権>
○AJ・リー
●ケイトリン
※AJがディーバズ王座を防衛

<2試合目 インターコンチネンタル王座選手権>
○カーティス・アクセル
●ザ・ミズ
※アクセルが王座を防衛

<1試合目 世界ヘビー級王座マネー・イン・ザ・バンク・ラダー・マッチ>
勝者:ダミアン・サンドウ
※サンドウが世界ヘビー級王座マネー・イン・ザ・バンク権を獲得

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