佐々木憂流迦「『今の俺って強ぇ』と感じる」=修斗環太平洋タイトルマッチ直前インタビュー

修斗/サステイン

初防衛戦に臨む環太平洋王者・佐々木憂流迦 【修斗/サステイン】

 7月27日のプロフェッショナル修斗後楽園大会で初防衛戦に臨む環太平洋フェザー級王者・佐々木憂流迦と、昨年のインフィニティトーナメント2012王者で、今年3月に元キングオブパンクラシスト・井上学を退け挑戦権を獲得した挑戦者・山本賢治のインタビューが届いた。

■今回は圧倒できるんじゃないかなと思っています

――環太平洋の初防衛戦が目前に迫ってきました。コンディションや仕上がりはいかがでしょうか?

 絶賛、減量中です(笑)。

――実は「VTJ2nd」で佐々木選手がケージからあいさつした時、佐々木選手の体が大きくなったという印象を受けました

 そうなんですよ。フィジカルトレーニングを始めてから、体重が70kg近くまで増えました。今がデビューしてから過去最重量です。

――なるほど。でもそれは佐々木選手がレベルアップするためにはフィジカル強化が必要だと思ったからですよね?

 はい。実際にスパーリングでもフィジカルトレーニングの成果を感じています。(フィジカル的に)強くなったな、みたいな。

――少し時間が経ってしまいましたが、前回の小野島恒太戦を振り返ってみて、いかがでしたか?

 ちょっと自分が攻めなさすぎました。試合が終わったあとも、全然疲れてなかったです(苦笑)。

――小野島選手がやや待ちのスタイルでやりづらかったと思うのですが、3Rはしっかりとテイクダウンの攻防を制しての勝利でした

 合格点をあげられるとしたら3Rくらいですよね。でもああいうタイプと戦った時にどうすればいいのかも分かったし、いい経験が積めたと思います。

――そして今大会で初防衛戦となりましたが、通常の試合と心境的に違いはありますか?

 (キッパリと)全くないです。人に言われて『あっ、防衛戦だ』みたいな。だから試合当日にベルトを忘れないようにしないといけないですね(笑)。

――1月にタイトルを獲った時も、特に「ベルトがあるから」という気持ちにはならなかった?

 勝ってベルトを巻かれた時にはうれしかったですけど、チャンピオンになったからと言って何かが変わったわけでもないんで。僕の場合、世界タイトルを獲っても一緒だと思いますよ。

――挑戦者・山本選手にはどんな印象を持っていますか?

 打撃が上手い印象ですね。総合でコンビネーションを使ってくる選手はあまりいないんで。まあ……強くていい選手かなって。

――細かい技術・スタイルに違いはありますが、前回対戦した小野島選手と似ている部分もあると思います

 それは僕も感じていました。だいぶ似ているんじゃないですか。前の試合で出たデメリットを消してきたので、今回は圧倒できるんじゃないかなと思っています。

――おおっ!圧倒ですか?

 僕の方がリーチもあるし、この階級でフィジカル差を感じることもないので、僕としては問題ないと思っていますよ。

――自信を感じさせますね。それだけ今の自分の練習や仕上がりに自信があるということですか?

 はい。練習でも「おお……今の俺って強ぇ」みたいな。そんな感じですから(笑)。

――どんな試合展開になると予想していますか?

 やっぱり決着は寝技かなと思うけど、打撃でもいけるんじゃないかなと思っています。多分、僕みたいなスタイルはやりづらいと思うので、一本かKOで決めようかなと。

――形はどうあれフィニッシュするイメージは頭の中にあるわけですね

 フィニッシュするイメージというか……フィニッシュできると思います。

――佐々木選手が対戦を熱望している世界王者の堀口恭司選手は「VTJ2nd」で壮絶な試合を見せましたが、刺激になりましたか?

 ああ……すごかったですよね。5分5Rやったら最後はああいう感じになるのかなって。でもそのくらいで、特にあの試合を見て刺激を受けたというのはないです。

――今は防衛戦という自分がやるべきことをしっかりクリアする、と

 恭司君くらいしか戦いたい相手はいないし、当たるんだったら、いずれ当たることになると思うんですよ。そのためにも次はばっちり勝たなきゃいけないですよね。

――その一戦が実現するかどうかも含めて、山本選手との防衛戦は重要な試合ですね

 天狗の方が怪物や鬼より強いと思うんで、楽しみにしていてください。

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