どうなる全日本プロレス! 離脱・残留選手コメントまとめ

構成:スポーツナビ

諏訪魔「もう一回『明るく、楽しく、激しく』からスタートしたい」

別の身を歩む仲間と声援に応える諏訪魔 【t.SAKUMA/佐藤崇】

――以前の借りを返すとともに初防衛にも成功しましたが?

 貸しが返せたというのは自分自身……長かったと思います。強いです。(ヒザが)何回もアゴに入って(意識も)よく飛んだけど、今はもう自分だけのことじゃないんで。このベルトを守るのはイコール看板を守る。そういうことですから気持ちが折れるわけにはいかなかった。

――次の挑戦者として潮崎選手が名乗りを上げたようですが?

 あいつとは決着付けなくちゃいけないし、どんどん、どんどんこれから新しい全日本プロレスを創っていくのに、その1番先に出てきた相手なのかも。そう思います。

――今日が現有メンバーでの最後の大会でしたが、大会全体を振り返っていかがでしたか?

 いやぁ(苦笑)。いい大会だったと思いますね。これが武藤・全日本のいいところなんじゃないかと思いましたね。これから先はもう分かれてしまう訳だから、そこは寂しいですけどいつかまた会いたいなって。今日の大会が見えてきて良かったです。

――試合後にはカズ選手、近藤選手と握手をかわしていましたが、いろんな思いがこみあげてきたと思いますが

 いやまぁでもこの業界は狭いと思っているから。いつか会えると。それはシリ−ズを通してそういう気持ちですから。もうリング上で湿った感じにしたくないというのは同じ気持ちでしょう。俺はそういう涙は見せないと決めていました。

――2週間後には新しいシリ−ズも始まります

 いやもうできる限りのことをみんなでやるしかない。俺一人で頑張ったってたかが知れてますからね。この三冠のベルトはみんなの物だと思っているし、まずはお客さまとの、ファンとの信頼関係ですね。それをもう一回築く。そこからスタートしたいです。またもう一回『明るく、楽しく、激しく』。原点回帰じゃないですけれど。時代を戻すことは嫌いですけれど、でももう一回見直してから、次の1歩を踏み出してもいいんじゃないかと思います。

――和田レフェリーとは久し振りのリング上での再会となりましたが?

 いや、それはもう正直(苦笑)。『あ〜京平さんに裁かれている』という感覚を思い出しましたね(苦笑)。

――今後も全日本のリングで裁いてほしいという意向はありますか?

 それはもう名誉レフェリーとして戻ってきてもらいたいなと思っています。京平さんも今日は第1歩。控室に戻ってからもやることはたくさんありますよ(苦笑)。まずは京平さんにあいさつに行こうかな(笑)。……ではこれからの全日本プロレスをよろしくお願いします!

KENSO「激しく! 全日本プロレスを愛していく! 以上!」

「激しく! 全日本プロレスを愛していく!」と燃えるKENSO 【t.SAKUMA/佐藤崇】

 KENSO曰く、KENSO曰く! 激しく! 全日本プロレスを愛する! 以上! 激しく愛する! 全日本プロレスを激しく愛する! いいですか? 聞こえますか? KENSO! 激しく! 全日本プロレスを愛していく! 以上!

 ……明るい未来が見えるとか、そういうのは関係ない。僕はそんなことを言いました。新日本プロレスでは明るい未来が見えませんと、そんなガキみたいなことを言っていました! そうです、あの頃は間違いなく他の先輩たちの力を借りて、何とか会社が良くなるとそう信じていた! でも今は違う。そんな甘ったるいことはないです。明るい未来が見えません……関係ねぇ! 明るい未来を創る、以上!

■大森「出ていくヤツらも、守って残る人間も気持ちはひとつ」

ケア プロレス、ヒサシブリダナー。6カ月ぶりに全日本プロレスに戻ってきた! デモスゴイイイキモチ。デモキョウハツカレタナー。デモダイジョウブ。ミンナガンバリマース。ゼンニホン、ガンバリマース! プロレスリングガンバリマス!

大森 いろんな経緯があって今日の両国大会を迎えたよ。でも、プロレスラーとしての気持ちはひとつ。出ていくヤツらも、全日本を守って残る人間もプロレスラーとしての気持ちはひとつ。今日も戦って明日も戦う。今日もリングに上がって、明日もリングに上がる。俺は何があってもへこたれねぇ。何があっても全日本プロレス、毎日リングに上がるぞ。それが俺にとってのハートだ。
 今日こうやって俺が全日本にいない間、ずっと守っていたケアが来てくれた。本当に頼もしい。いろいろまだまだ、俺なんかの後輩だけど、教わることはいっぱあるよ。頼もしい相棒がいるぜ。

■曙「(今後は)やることはやったし、後は誘いを待つだけです」

 まぁ、もう本当みなさんご存知の通り、武藤・全日本は今日で最後なわけですけれど。武藤さん同様に明るくてまとまりもあって、団結力があった団体だったと僕は思っています。そしてみんなが別に仲が悪いわけではないのに分裂しなければいけない……その意味をこういうことになった、発端を作った方に分かってほしいですね。

――曙選手は?

 何回聞かれても僕はどうもこうもないんですよ。彼らは分裂するかもしれないけれど、僕はオファーがない限り試合ができないし、自分ができることは試合で印象を残すのみですね。だから、今日はあの人たちの中で1番光りたかったし。やることはやったし、後は誘いを待つだけです。
 この団体には2度と上がらないかもしれないし。やることはやったし、この騒動が起きる前に新しいコスチュームも作ったし。最後にしたくはないし、浜亮太と曙が組んだ時がSMOPなんで、このSMOPでもっともっとプロレス界を盛り上げていきたいし。
 なんとも言えないですね。オファーがこなかったらサムライ(TV)ででも働こうかな? アナウンサーで行ける? 僕たち選手ができることはリングで強烈な印象を残すことですね。その辺では札幌での世界タッグ、僕らの中では1番に近い良い試合だと信じてるんで。見てる人は分かるんだよ。俺がああでもない、こうでもないということでもないしね……です!

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