本田「自信の差がそのまま格になる」=コンフェデ杯、メキシコ戦後コメント

スポーツナビ

細貝萌(レバークーゼン/ドイツ)

「もっと前にボールを供給しないと」

(3−4−3に移行したときの対応は?)DFラインが3枚になるので枚数は薄くなるけど、その分サイドの選手が高い位置を取れるし、前に3人いるので、監督が言うには3−4−3というのはより攻撃的なシステムですね。途中でアクシデントがあって、また4枚に戻しました。(3−4−3はオプションになるか?)監督はそう考えているから使いますし、練習でもやっています。この1年でまだまだ3−4−3をやっていく可能性はあると思います。そういうときにしっかりと対応できるようにしていきたいです。流れによってフォーメーションを変えるために練習していると思うので、自分たちもしっかりと与えられた役割をこなせるようにやっていきたいです。

(ボール支配率はメキシコとほぼ一緒だが、シュート数は日本がかなり少なかったが)シュート数が違う、シュートをそれだけ打っているということは、それだけ多くのチャンスを作っているということだと思います。相手はアジアの選手と違い、迫力がありました。もっと日本もシュートを打っていかないといけないです。シュートを打つために、自分はボランチの選手として、単純な形でももっと前にボールを供給していかないといけないと思います。

栗原勇蔵(横浜F・マリノス)

「先に点数を取れていれば」

(2ゴールのエルナンデスについて)2点目になったCKからの得点も反応が1人だけ速かったし、やっぱり世界であのサイズで戦っている選手はレベルが高いなと思いました。

 前半はゴールポストに当たったシーンなんかもありましたけど、わりとお互いスローペースでした。そんなに激しくなかったから、自分としてはスムーズに入れましたけど、戦ってみて『これは勝てるかもしれないな』と思っていました。先に点数を取れていればと思うし、そこでやられてしまった。でもチャンスもありました。

(強豪チームは)やっぱり余力を残してるから、ここぞというところで力を使えるというか、仕留め方を知っている。日本はいっぱいいっぱいというか全力でみんなプレーするから、相手がミスしても、ここぞという時にパワーを発揮しづらいのかもしれない。外国人選手は普段サボったりしているし、そういう時に力を発揮できるのかなと思ったりもしています。

中村憲剛(川崎フロンターレ)

「どれだけアドリブを利かせられるか」

 どれだけ個々でアドリブを利かせられるか。ある程度、練習で型というのはやりますけど、ピッチの中は生き物だから。その状況によって前に出るのがいいのか、後ろにいくのが良いのか、それは個々の判断だと思います。特に途中から出る選手は助けないといけないから。いかに自分が出ることによって、周りを生かせるか。逆に僕が入ったときに僕をどう生かしてくれるかもそう。

(長友がけがする前から4−2−3−1に戻す予定だった?)どうだったかな。二転、三転していたから覚えてないです。佑都がまずできるのか、できないのか。その前とかあまり覚えてないです。最終的に佑都と代わり、4−2−3−1に戻すという話で、やることはトップ下ではっきりしているから。15分の出場だったけど、出たときに仕事をしなければいけない。それは控えの選手の宿命です。その中でも、自分のスタイルが全く手も足も出ないという感触はなかった。中2日で疲労も蓄積されていただろうけど、本番はもっとタフな試合もあるでしょうから、やっぱり総合力だと思います。いかに途中から入ったときに自分の色をチームのために出せるか。代役ではなく、そういう風にしていかないといけないと思います。結果的に3戦全敗になりましたが、ブラジル戦からイタリア戦への切り替えは、素晴らしかったと思う。それに、そういう意味では良い経験ができたと思うし、あのとき、こうだったと言える体験があるのは日本にとって大きいと思います。

今野泰幸(ガンバ大阪)

「ミスが重なるとすぐに失点する」

 勝てないなっていう。それだけです。90分通しても、良い時間帯はあるし、うまく守れている時間もある。ただ、2失点しているから、世界とやるときには失点ゼロにするのはかなり難しい。何度も押し込まれて、なかなか落ち着かなくて、マイボールにできなくて、最後、マークがずれてやられた。もうちょっと、何かできただろうと。マイボールにしたときに、俺もクリアがけっこう多かったから。そこで、マイボールにして落ち着かせて、攻撃につなげられればいいと思う。落し込まれたときも、ラインコントロールをこまめにしたり、攻められているときは割り切って、全員で守るというか。隙を与えないのが大事だと思いました。思うことはたくさんあります。たくさんありすぎて整理できないくらい、いろんなことをやらなくちゃいけないってことは分かりました。

 守備で言えば、一瞬も集中を切らしちゃいけないなと。一つのポジションミスが失点に直結してしまうし、ミスが一つ、二つ重なったら、すぐに失点すると感じた。だから、もっと危機感を高めて、ポジションミスがないようにする必要がある。身体能力の違いも分かったから。ここから1年で身体能力を上げていくのは難しいけど、頭を使ってプレーすることが大事になってくると思います。この経験を無駄にしてはいけないですよね。知れたっていうだけで満足しないで、何かをやらないとというのは今も思い浮かんでいる。帰ってからも整理して取り組みたいなと思いますけど。

<了>

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