デラトレ「日本はよくまとまったチーム」
試合前日、メキシコ代表監督会見
日本戦の前日会見に臨むメキシコのデラトレ監督。勝ち上がりの可能性はないが、日本との戦いは真剣勝負であることを強調した
日本戦の前日会見に臨むメキシコのデラトレ監督。勝ち上がりの可能性はないが、日本との戦いは真剣勝負であることを強調した【Getty Images】

 サッカー日本代表は現地時間22日(日本時間23日)、FIFAコンフェデレーションズカップ(コンフェデ杯)の第3戦、メキシコ代表戦に臨む。開幕戦のブラジル代表戦に続き、第2戦のイタリア代表戦にも敗れた日本は、グループリーグ敗退が決定している。対戦相手のメキシコもイタリア、ブラジルに連敗。日本と同様に決勝トーナメント進出の可能性を断たれている。


 試合を翌日に控えた会見で、メキシコのホセ・マヌエル・デラトレ監督は日本の印象について「チームとしてまとまっており、優れたプレーヤーもいる」と評価した。また、試合への意気込みについては、「これは親善試合ではなく、公式大会での試合だ。選手は毎日戦っているので、モチベーションは保っている」と2連敗でグループリーグ突破の可能性はないが、最後の日本戦も全力で勝利を目指すことを宣言した。

日本のスペースに入っていくことはできるはず

――デモの拡大についての感想は? またチームのセキュリティーは変わってきているか?


 われわれは絶えず、このような状況には深く立ち入らないようにしている。なぜならわれわれは、スポーツをするためにここに来ているからだ。提供されているセキュリティーに対する意見についても同様だ。われわれが関わることではないし、何もできないことだ。


――チームのバランスについて。今後、ゴールドカップ(北中米カリブ海選手権)やワールドカップ(W杯)予選もあるが。


 予選は終わっていないので前進あるのみだ。強いチームと対戦しているので容易ではないが、われわれは自分たちを信じているのでもっとできると思う。それ以外はコメントできないが、チームについては(次の)ゴールドカップ(7月・米国)に向けて前進するしかない。


――日本の強みと弱みは?


 日本はチームとしてまとまっており、優れたプレーヤーもいる。ただしブラジルやイタリアがそうしたように、そのスペースに入っていくことができるのではないか。強みは向こうにもこちらにもあるが、誇りをもっていい試合をしたい。


――この大会に関して、来年の本大会への希望をつないでいるのか?


 今大会に出場しているすべてのチームはレベルが高い。W杯の本大会と同じくらいだと思う。大会後、われわれはゴールドカップに向けて努力しないといけない。選手たちを観察して、勝利に向けて努力しないといけない。W杯予選に関しては、9月の米国戦がひとつのハードルだ。


――今年に入ってスタメンが変わっているようだが。


 戦術的な理由もあるし、負傷などの理由もあるし、相手によってもラインナップは変わる。同じ選手を毎回ピッチを出さないことについては気にしていない。異なる特徴を出して、しかも同じフォーメーションを組むことができれば(戦術的な)バリエーションが持てる。


――イタリア戦で得点を決めた、本田、香川、岡崎の印象は?(日本メディア)


 それぞれにいい特徴があり、チームメートを動かす資質がある。ただしこの3人だけでなく、われわれはチーム全体に立ち向かわないといけない。われわれができることに集中しないといけない。

テストではなく、今大会が真剣勝負の場

――選手にどういうモチベーションを与えているか? 明日は親善試合みたいな雰囲気になると予想されるが。


 その意見は間違っている。これは親善試合ではなく、公式大会での試合だ。選手は毎日戦っているので、モチベーションは保っている。


――ゴールドカップのテストと見ているようだが、明日の対戦は9月6日のW杯予選のホンジュラス戦に役立つのか?


 どの試合も役に立つものだ。われわれが何ができるのか、個々のプレーヤーも見ないといけない。いかなる大会、いかなる試合も、選手選びの役に立つものだと思う。


――コンフェデ杯は本大会のテストの場でもあるが、ブラジルはW杯開催国に適してしていると思うか?


 テストではなく、今大会が真剣勝負の場だ。こうした大きな大会を主催することは、多くの国が望んでいる。われわれは十二分に、このチャンスを生かせないといけない。どの大会においても参加するからには勝利したい。


――2試合で1ゴールしかないことについて。


 イタリア戦での負け方は気に入らなかった。やりたいことができなかったからだ。ブラジル戦ではゴールのチャンスはあったが、残念ながら得点できなかった。われわれが学んだことは、いかなる状況にも対応できるチームが存在するということだ。


――グループリーグ敗退が決まった今、監督へのプレッシャーは?


 いつものプレッシャーだ。目標を達成するためのプレッシャーを感じている。


――今後、期待していることは?


 このような質のチームが維持できるのであれば素晴らしいことだ。来年の本大会は、すぐれた運営組織が期待できると思う。まだ完成していないものもあるが、来年に本大会に出場してそれが分かると思う。


――ファンは必ずしも監督を支持していないようだが。


 よく言われることだが、試合結果によって意見は変わる。われわれとしてはコミットメントを出せばしっかり守らなければならないと思う。9月には予選もあり、ゴールドカップもある。これがわれわれのミッションだ。いい時もあれば悪いときもあるが、われわれは絶えずベストを尽くそうとするし、最終的にはW杯出場を目指す。


<了>

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