42歳を過ぎても衰えぬNBAへの情熱=挑戦者・阿部理、壮絶なプレー人生を語る

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故郷のためにできること

地元仙台のためにできることがあれば、なんでもやりたいと話した 【スポーツナビ】

 話題性を作るためにメディアへの露出を多くしていると言う阿部だが、その目的を度外視してでも精力的に取り組む活動がある。11年3月に未曾有の大震災に襲われた、地元、仙台の復興支援活動である。

 3月10日(日本時間11日)には米国のシアトルで、「Shout Out to Japan」という震災から2年経ってもシアトルの人たちが日本を応援していることを伝えるイベントのMCを引き受けた。それに、自分があきらめずに頑張り続けることが一番のメッセージになることも分かっている。今回は帰国している際に、復興支援も込めてバスケットのイベントのオファーも受けた。「先方のスケジュールがうまくいかず流れてしまったけど、そういう機会はぜひやりたいね」と話す顔には残念さがにじみ出ていた。

 仙台の街から日本を代表するバスケットプレーヤーに成長した阿部理。いくどの挫折を乗り越えて、NBAへの挑戦を続けるその胸中は、世界最高峰の舞台でプレーすることを信じて疑っていない。もしかしたら1人の日本人が米国での話題をさらっている日もそう遠くないのかもしれない。

(文中・敬称略)

<了>

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