日本、ペア不在も銅メダル 大輔「すごくうれしい」=フィギュア国別対抗

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優勝は米国、2位はカナダ。日本は連覇ならずも3位に入った 【坂本清】

 フィギュアスケートの世界国別対抗戦2013・最終日は13日、東京・国立代々木競技場で行われた。
 女子フリースケーティング(FS)では、ショートプログラム(SP)2位の鈴木明子(邦和スポーツランド)がフリー133.02点、合計199.58点で逆転で1位となった。鈴木は自己ベストを更新。フリーは6.4点、合計点では9.5点、自己ベストを上回った。SP5位と出遅れた浅田真央(中京大)は、フリー117.97点、合計177.36点で順位変わらず5位だった。
 なお、2位、3位には米国の2人、アシュリー・ワグナーとグレイシー・ゴールドが入った。
 ペアFSでは、世界選手権金メダルのタチアナ・ボロソジャー/マキシム・トランコフ(ロシア)組がフリー136.06点、合計210.47点で1位となった。

 この結果、今大会の全種目が終了し、チームでは米国が優勝、2位カナダ、3位日本、4位ロシア、5位中国、6位フランスの順位となった。

 以下は最終日終了後、代表して記者会見に出席した上位3か国のキャプテン、日本の高橋大輔、米国のアシュリー・ワグナー、カナダのパトリック・チャンのコメント。

高橋大輔「このチームのキャプテンで良かった」

ペア不在ながらも銅メダルを獲得した日本チーム。主将の高橋(後列右)は「すごくうれしい」と満足感 【坂本清】

――3日間の戦いを振り返って?

高橋「僕たちのチームはペアがいない中で3番という結果ですごくうれしく思っています。世界選手権から国別に向けて、体も気持ちも合わせてくるのは非常に大変だった中ですべての選手が精いっぱい頑張って3位という結果をもたらしたので、このチームのキャプテンで良かったなと思います」

――ソチ五輪の団体戦に向けて、気になるチーム、ライバルだと思うチームはある?

高橋「どの国もそこに出てくるということは強いと思います。どこがライバルというよりも、みんながライバルだと思いますし、そこでライバルといってもらえるように、ペアなどのカップル競技を上げていくことが必要になると思います」

――五輪では個人戦の前に団体戦があるが、それについてどう思う?

高橋「僕は(個人戦の)後の方が良いなと思っていたんですけど、パトリック(・チャン/カナダ)の話を聞いて、確かに、練習は毎日していますし、メダルの可能性がひとつ増えるということはすごく良いことだなと思いました。なので、ちょっと考え方を変えて、そういう風に考えればすごく良いスケジュールかなと思います。まあ個人によって違うと思いますが、僕はそう思います」

――五輪では、今大会と違って各カテゴリ1人しか出られない。有利? 不利?

高橋「日本チームの場合は、シングルが強いので、1人しか出られないとなると不利になるのではないかと思います。だた、個人での戦いであることには変わらないので、やってみないと分からないですね(笑)」

――団体戦はプレッシャー?

高橋「僕個人としてはプレッシャーを感じやすいですし、マイナス思考的なほうなので、プラス思考でポジティブにいくようにしています。チームとしては、みんなプロフェッショナルなので、支えあって相手を信用してやっていくチームだと思います」

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