秋山&潮崎はチャンカー決勝でのバーニング決戦を熱望

全日本プロレス

最多タイの10回目の出場となる秋山

『チャンピオン・カーニバル』10回目の出場となる秋山。決勝ではバーニングで同門の潮崎との対戦を熱望した 【全日本プロレス】

 全日本プロレスは9日、都内にある全日本プロレスの事務所で、『GAORA SPECIAL 2013 チャンピオン・カーニバル』に出場するバーニングの秋山準と潮崎豪が同大会への意気込みを語った。

 2011年以来、2年ぶりの『チャンピオン・カーニバル』参戦だが、通算では今回が10度目の出場で、大森隆男とともに出場選手中最多の出場となる秋山。「2年前に久しぶりに出場させてもらって、今も参戦させてもらっているので、だいたい今の選手の技とかもわかっているつもり。出るからには優勝しか考えてないですね。失った三冠のベルトをもう一度この腰に巻き直すことが最大の仕事。後楽園のKENSO戦から、ビチッと勝っていきたいです」と抱負を語った。
 秋山がエントリーされたのはBブロック。ここには昨年三冠王座を奪われた因縁のある船木誠勝もエントリーされており、当然秋山も意識はしている。「シングルでしょっちゅう当たることもないんで、この機会にお返しさせてもらいます」とリベンジを誓っていた。

注目が集まる曙との初シングル

 また、秋山絡みで注目が集まるのは元横綱・曙との対戦だ。曙とは昨年、ノアのリングで6人タッグで激突している秋山だが、一騎打ちは今回が初めてとなる。その攻略法に関して、「投げるのはきつい。下から攻めるのが勝利の近道でしょうね。下から攻めて、上にいく」と、セオリー通り下半身から崩していくという秋山。さらに、「リングはトップロープとかもあるし、使える物は全て駆使する。プロレス界では経験上、ボクのほうが上。その辺を生かしていければ」と、策士らしくあらゆる手段を駆使して曙を攻略する腹積もりだ。

 そして、やはり初めてシングルで当たるヘビー級に転向したばかりのKAIに対しては、「両国でスベっちゃって、試合見ていても自信なさげ。本人も『あれ?』という感じじゃないですか?」と辛口評価。だが、「なんだかんだ言って、レスラーはシングルの数をこなさないと成長していかないですから。『チャンピオン・カーニバル』は最高の経験を積める。ここで一皮も二皮も剥けて頑張ってもらって、俺以外の人にはしっかりと勝ってもらわないといけないですね」と余裕のエールを送っていた。

「決勝で潮崎と戦えれば全日本には屈辱」

 狙うはバーニング同士の決勝戦だ。「潮崎か諏訪魔のどちらかが上がってくると思うけど、潮崎と決勝で闘えれば、それほど楽しいことはないですね。全日本にとっては屈辱的でしょうし、是非実現させたいですね」と秋山。そのためには両雄ともにブロックの1位通過が必須。「所属選手よりも尻に火がついている状態ですから。豪も必ず上がってきてくれるでしょう」と決意を述べていた。

「全日本は新オーナーが1人で突っ走って盛り上がっているけど、一番盛り上がらなきゃいけないのはリング。全日本も俺らに負けないようにいい試合をしようと思っていると思うので、ファンにはリング上に目を向けてもらって、後楽園から是非会場に来てもらいたいですね」と秋山。『JUNIOR HYPER TAG LEAGUE』を鈴木鼓太郎&青木篤志が制し、バーニングは勢いに乗っている。最後の忘れ物、『チャンピオン・カーニバル』制覇に向けて、秋山にもいい風が吹きそうだ。

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