3月6日、エスコンフィールドで行われた北海道日本ハムと埼玉西武のオープン戦は、3対2で北海道日本ハムが勝利した。

　先発の福島蓮投手は2回まで完璧に抑える立ち上がり。3回表、安打や四球などで2死満塁のピンチを迎えたものの、ネビン選手を見逃し三振に仕留め、無失点で切り抜ける。4回表は再び3者凡退に打ち取り、4回68球1安打1四球4奪三振無失点でマウンドを降りた。

　打線は初回、矢澤宏太選手が安打、清宮幸太郎選手が相手の悪送球で出塁すると、「3番・指名打者」に抜てきされた山崎福也投手の併殺打の間に3塁走者が生還し、先制点を挙げる。3回裏には、清宮選手のオープン戦1号ソロで1点を追加。4回裏には郡司裕也選手、石井一成選手の連打などで2死1、3塁から、中島卓也選手に適時打が生まれ、スコアは3対0に。

　直後の5回表に登板した松浦慶斗投手は、先頭に安打を許した後、2者連続見逃し三振に抑えたものの、長谷川信哉選手にオープン戦1号2ランを被弾。しかし、6回からはザバラ投手、生田目翼投手、山本拓実投手がそれぞれ1イニングを無失点でつなぐと、最終9回表は杉浦稔大投手が締め、3対2で試合は終了した。

　勝利した北海道日本ハムは、清宮選手が一発含む2安打1打点をマーク。本拠地でオープン戦2連勝を飾った。一方の敗れた埼玉西武は、先発の與座海人投手が4回50球7安打無四死球3失点の内容。打線は長谷川選手に一発が生まれるなど計7安打も、あと一歩及ばなかった。

　 １２３４５６７８９ 計
西 ００００２００００ ２
日 １０１１００００Ｘ ３

西 ●與座海人-羽田慎之介‐ウィンゲンター‐ラミレス‐平良海馬
日 ○福島蓮-松浦慶斗‐ザバラ‐生田目翼‐山本拓実‐S杉浦稔大

文・薗田陽和