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瀬古総監督「人生懸けて」世界一目指す!
DeNA陸上チーム始動会見
ユニホームを披露する瀬古総監督(前列右から3人目)らDeNA陸上チーム
ユニホームを披露する瀬古総監督(前列右から3人目)らDeNA陸上チーム【スポーツナビ】

 今月1日に新たに創設された陸上チーム「DeNA Running Club」の結団式およびユニホーム発表会が3日、都内で行われ、瀬古利彦総監督らスタッフと所属9選手が抱負を語った。

近い目標は駅伝、遠い目標は五輪のマラソン

 先月末に廃部となった陸上長距離界の名門・エスビー食品陸上競技部の選手やスタッフを主体として発足した同チーム。チームを統括する瀬古利彦総監督は「新チームの発足は奇跡だと思っている。(エスビー食品所属の選手、スタッフ)全員を受け入れてくれるところはもうないのかなと内心思っていたが、粘り強く交渉し、今日この日を迎えることができた。自分の人生を懸けて恩返しをしたいとスタッフ、選手一同思っている。これから強いチームを作っていきたい」と廃部から今日までを振り返った。


 チームはマラソンで五輪メダリストの輩出を目指す。瀬古総監督も「(早大、エスビー食品で指導を仰いだ故・)中村清先生を知っているのは私しかいない。新しいことと古いことを合体させてビシビシと教えていきたい。それは私にしかできないことだと思う」と気合十分。「近い目標は駅伝だが、遠い目標はやはり五輪。中村先生から学んだことは、マラソンの選手は駅伝も必ず走れるということ。マラソンの選手が駅伝を走るというチームにしたい」と、エスビー食品時代同様、マラソンに力を入れる意向を示した。


 瀬古総監督の思いは選手にも伝わっているようだ。中大時代にエースとして箱根駅伝で活躍したキャプテンの上野裕一郎は、2016年のリオデジャネイロ五輪のマラソンでメダルを目指す。「個人的には駅伝をずっとやりたいと思っていた。駅伝に対しては大学時代の思い出もあったので、(駅伝が)できないつらさもあった。僕は駅伝をモチベーションにしてトラックもやってきたので、それがまたできるということで、本当に“うれしい”の一言」と駅伝を力にマラソンに挑戦していく決意を語った。


 さらに瀬古総監督は、最近の男子マラソンで日本選手が好走を見せていることについて聞かれると「川内(優輝=埼玉県庁)効果だと思う」。さらに「マラソンだけは、人から言われてやるものではない。川内くんも自分でやりたいと思うから疲れないのでしょうね」と分析。「川内くんを見て、我々も常識から離れてやらないとと思う」と、刺激を受けている様子だった。

 チームは週1回、市民ランナー向けマラソン教室の開催も予定している。今後、競技はもちろんのこと、新たな実業団チームの在り方を示し、長距離界に新風を巻き起こすことができるかにも注目が集まりそうだ。

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