遠藤保仁「PKは自信を持って蹴った」=ヨルダン戦後 選手コメント

スポーツナビ

今野泰幸(ガンバ大阪)

「先制点でリズムを崩してしまった」

 力不足ですね。準備はしていたつもりですけど力が足りず、ゲームをコントロールし切れませんでした。セットプレーで先制点を与えてしまって、リズムを崩しましたね。

(セットプレーは)警戒もしていたし、マークの確認も試合前にしていました。でも、時間は分からなかったんですよ。時計がなくて。どのくらいなんだろうという感じで。前半に関しては、終わるまで分からなかったです。後半は負けていたから、サイドバックに聞いたり、ベンチにも聞いたりしていました。

(2失点を許したが)後半もそうだし、前半の立ち上がりも良い攻撃ができていて完全に崩していた。最後のシュートさえ決まれば、というシーンを後半に何回も作れていたので攻撃陣は悪くないと思います。ただ2失点が……。2点も与えてしまうとやはり難しくなりますね。

(2失点目は)酒井高徳が相手と競り合ったとき、そのカバーに走ったんです。そうしたら、その選手がスライディングして前にボールを送って、(吉田)麻也が相手と1対1になってしまった。そこにリスクがあった、あそこで僕が我慢して、バックステップを踏んでスペースを空けなければ、2対1の状況を作れていた。それを考えると、僕のポジショニングミスもあったかなと思います。

(遠藤がPKを外してしまったが)PKは(外すことは)誰でもありますよ。すごい選手だって外すでしょう。ヤットさん(遠藤)も切り替えていたはずだし、切り替えられる選手だと思っています。

酒井高徳(シュツットガルト/ドイツ)

「これが実力だと真摯に受け止めている」

 圧倒されるようなことはなかったし、自分でやるだけという感じがありました。ドイツでドルトムントとやった時はもっと人数が多いし、そんなに緊張はしなかったですね。(失点シーンだけが悔やまれる?)そうですね。ああいう形でのボールの取られ方というのは前半から何度もありました。ただ、何回かあったのに自分のところで取られた時に失点してしまったかという気持ちが強かったので、なおさら悔しかったのはありましたね。何も言うことはないです。本当に自分のミスだったということです。

(今野も自分のサポートが悪かったと言っていた)いや、かばって言ってくれてるんでしょう。ミスはミスなので。まあ、でもネガティブなミスじゃなかったので、それは前向きにとらえていきたいし、そこの精度を上げるだけです。

(最終予選アウエーの難しさを実感した?)そうですね。シュートが入らないですしね。前半から入ってほしかったなというのは確かにありましたけど、これがサッカーなので。これが自分の実力だと真摯に受け止めています。しっかり見つめ直して、もう1回やっていきたいなと思います。でも自分としての良さやアピールポイントというのは監督にも出せたと思うし、このチームで発揮できたと思います。

西川周作(サンフレッチェ広島)

「今日でW杯出場決めたかった」

(試合後のロッカールームは)特に変わらないです。みんなでハイタッチしたくらいです。ここはシャワーも浴びれないので、次に向けてみんなすぐに切り替えた感じです。

(このスタジアムではロンドン五輪予選でも負けているが)そうみたいですね。でもそういう雰囲気はありました。それがアウエーの難しさというか、みんな戦っていましたし、逆転してもおかしくない展開でした。次のホームでW杯出場を決めたいです。

(多くのチャンスを作ったが)チャンスをものにできなかったのが最後響いたかなと思います。チャンスで決められるかどうかというところです。出ていないですけど、良い経験はできました。みんな気合いが入ってたし。今日決めようという思いでした。入りも良かったので、いけるかなという雰囲気だったのですが。悔しいです。

(アウエーで気を付けたことについて)特にはないです。雰囲気も始まる前は思った以上にヤジも飛んでこなかったですし、それよりすごい雰囲気を今まで経験しました。

(本田と長友佑都の不在について)見方によって影響はあると思いますけど、やっている選手はそう言われたくないですね。だから今日で決めたかったです。

<了>

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