“邪道”大仁田が“帝王”高山にデスマッチ要求

小野 仁

曙へのラブコールは宙ぶらりん

今年度自主興行第1弾となる4.12新宿FACE大会で、“帝王”高山とKENSOを指名した大仁田。2月8日に曙との電流爆破マッチで追った火傷が癒えてきたところを見せつつ、高山にデスマッチを要求した 【小野仁】

 邪道・大仁田厚が19日午後、都内で記者会見を開き、2013年の自主興行第1弾となる4.12新宿FACEの対戦カードを発表するとともに、高山善廣、KENSOらを新たなターゲットに指名した。

 対戦カード発表といっても、大仁田がメインイベントで矢口壹琅、保坂秀樹と“邪道トリオ”を組んで有刺鉄線ボード・ストリートファイト・トルネード6人タッグ・デスマッチに臨むことが明かされたのみで、対戦相手は白紙の状態。それも、「相手が3人で来れば6人タッグだけど、2人だったら(2対2の)タッグマッチもありえる」(大仁田)という、きわめてアバウトなもの。
 2度の電流爆破対決を経てタッグ結成のラブコールを投げかけた曙にも返事を保留され、4.12新宿のカード案は宙に浮いたまま。しかし、そこはさすがの邪道だ。会見の場を利用して対戦相手を募集するという非常手段に出た。

第1候補は高山、第2候補はKENSO

 大仁田自身が希望する相手として、まず指名したのが“帝王”高山。「UWFから始まって総合にも出たり、いろいろやってきてるけどデスマッチをやったことはないと思うので、ぜひ高山選手に上がってもらいたい。あれだけの選手だから、デスマッチの世界も体験したほうがいい」と、その理由を語った。

 さらに“第2候補”として名を挙げたのがKENSO。「彼はなんだかんだ嫌われてるらしいんで(笑)。邪道が受け持つ」と、“嫌われ者”同士の親近感(?)を示すかのような言い草で誘いをかけた。

「ノーという答えを聞いた瞬間に動き出しますから」と、相手の都合などまったくお構いなしの邪道。寝耳に水のターゲット指名に高山、KENSOは、果たしてどのような反応を返すのか!?

 また、かねてから大仁田流のデスマッチを批判し、対戦要求を突きつけている新たなデスマッチのカリスマ・葛西純については、さして関心が沸かない様子。「まずは顔を見せに来い」と4.12新宿への来場を呼びかけた大仁田に対し、葛西がFREEDOMS4.3新木場への来場を逆要求したと聞き及び、「蛍光灯で殴られすぎて頭おかしいんじゃねぇか?」と一笑に付した。

■大仁田厚プロレスリング〜伝われ! 邪道魂!!〜
4月12日(金)東京・新宿FACE 試合開始19時
<有刺鉄線ボード・ストリートファイト・トルネード6人タッグ・デスマッチ>
大仁田厚、矢口壹琅、保坂秀樹
X、X、X
※試合開始前に売店にてグッズ購入者を対象に大仁田&工藤めぐみさんのサイン会を実施
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