ロック、苦闘の末にWWE王座を死守=WWE「エリミネーション・チェンバー」結果レポート
ザ・ロック、不利な試合条件でCMパンクとリマッチ!
パンクがロックを仕留めるも、レフリー不在でカウントされず… 【(C)2013 World Wrestling Entertainment,Inc. All Rights Reserved】
CMパンクは、ロイヤルランブルPPVでザ・ロックに敗れてWWE王座を落としたが、”世界最高峰の男”という形容を撤回する様子はない。さらに、彼の代理人ポール・ヘイマンは”認めてくれたら、何でもする”とヴィッキー・ゲレロに懇願、「ロックに失格か、カウントアウト判定が下されて試合が終わった場合には、ロックがWWE王座を喪失する」という、特別な試合条件をとりつけた。
試合が始まると、パンクは逃げ腰でロックをじらし、さらに口汚く罵りながらロックを怒らせながら反則を引き出そうとした。ロックは、リングの上でパンクから顔面に向かって唾を吐きかけられたことで、ついに爆発。しかし、細かく入るレフェリーの注意に暴走できない。パンクは、突き抜けた戦術に出られないロックを、まるでいたぶるように攻め、畳みかけていった。
しかし、試合の流れを大きく左右するハプニングが起きた。ロックがパンクの攻撃にさらされた際にレフェリーと交錯、レフェリーはフロアへ落ちて失神してしまった。パンクはGTSでロックを仕留めたが、カウントを叩く者がいない。ヘイマンが第2レフェリーを要請したが、ロックが復活。今度は攻めこまれたパンクがレフェリーと交錯してしまった。パンクのハイキックがロックを仕留めたが、またもレフェリーが不在だ。
ヘイマンは、ついに王座のベルトを持ち出してパンクに手渡したが、ロックはヘイマンに羽交い絞めにされながらもベルト攻撃を回避、ベルトはヘイマンを直撃してしまった。ロックは慌てるパンクをロック・ボトムで沈めた。意識を取り戻した第1レフェリーが3カウントを叩き、ロックはピンフォール勝ちを収め、WWE王者としてレッスルマニアに出場することが決定した。
6強から世界ヘビー級王座出場権を得たのは!?
精鋭な6人のスーパースターによる激闘が繰り広げられた 【(C)2013 World Wrestling Entertainment,Inc. All Rights Reserved】
試合はクリス・ジェリコ対ダニエル・ブライアンでスタート。以後ジャック・スワガー、ケインが参戦し、開始直後のシングル戦から三つ巴の攻防、さらに4ウェイ戦と展開していった。5番手のランディ・オートンは、次々に4人からダウンを奪って場内を沸かせたが、最後に参戦したマーク・ヘンリーは凄まじい破壊力を見せつけるようにブライアン、ケインを敗退へ追いやった。
ジェリコはスワガーとダブル・スープレックスでヘンリーを投げ、直後にオートンがRKOでヘンリーを沈めて敗退させたが、ヘンリーは逆上して3人を襲撃してしまい、スマックダウンGMのブッカーTが事態の収拾に現れるハプニングも見られた。
ジェリコ、スワガー、オートンの3人で試合が再開されると、トリプルスレット戦さながらの攻防が展開。フィニッシュ技が乱れ飛ぶ中で、オートンがライオンサルトを仕掛けたジェリコをカウンターRKOで敗退させて場内を沸かせたが、オートンはスワガーに背中を見せて隙を与えたばかりに、丸め込まれてしまった。スワガーの世界ヘビー級王座挑戦権獲得という結果に、場内は大きくどよめいた。
上記2戦を含む全試合結果は以下のとおり。
■WWE PPV大会「エリミネーション・チェンバー」試合結果
<7試合目 WWE王座戦>
◯ザ・ロック
●CMパンク
※ロックが王座防衛に成功
<6試合目 ディーバズ王座戦>
◯ケイトリン
●タミーナ・スヌーカー
※ケイトリンが王座防衛に成功
<5試合目>
◯ドルフ・ジグラー
●コフィ・キングストン
<4試合目>
○ザ・シールド
●ジョン・シナ&シェイマス&ライバック
<3試合目 世界ヘビー級王座挑戦者決定エリミネーション・チェンバー・マッチ>
勝者:ジャック・スワガー
<2試合目 U.S.王座選手権>
○アントニオ・セザーロ
●ザ・ミズ
※ミズが不可抗力の急所攻撃で失格。セザーロが王座防衛に成功。
<1試合目 世界ヘビー級王座選手権>
○アルベルト・デル・リオ
●ビッグ・ショー
※デル・リオが王座防衛に成功
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