今年もUFCがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!=「UFC JAPAN 2013」見所

提供:イープラス

ことしのUFC日本大会にはヴァンダレイ・シウバ、五味、ハントらPRIDE戦士が大挙来日 【t.SAKUMA】

 今年も3月3日、さいたまスーパーアリーナに世界最強最大の格闘技団体「UFC」がやってくる。UFCは1993年11月にアメリカ・コロラド州デンバーで第1回大会が開催された「Ultimate Fighting Championship」の略称で、直訳するなら“究極格闘選手権”。“究極”の名の通り、パンチ・キック・ヒジにヒザ、投げ技・絞め技・関節技と、あらゆる攻撃が許された総合格闘技だ。試合は見慣れた四角いリングではなく、「オクタゴン」と呼ばれる八角形の金網の中で行われ、逃げ場のない1対1、男と男の決闘が現在世界的な人気を博している。

世界中から集まる格闘の猛者たち

 2013年はUFCが誕生して20年となるアニバーサリーイヤー。活躍する選手たちもアメリカをはじめ、格闘技強国ブラジル、ヨーロッパ、オセアニア、そして日本・韓国といったアジア勢とワールドワイドな広がりを見せており、その人気は落ち着くどころか依然上昇中。日本には昨年2月、同じくさいたまスーパーアリーナで行われ、ソールドアウトとなった大会以来の上陸で、コアな格闘技ファンはもちろん、一般層にもすでに大きな話題となっている。
 そんなUFCの魅力は一体どこにあるのだろうか。選手たちは世界中から集まってくるのはもちろん、空手・柔道・ボクシング・レスリング・キックボクシング・柔術、はては街のケンカ(!)と、様々な格闘技をバックボーンとする。世界中から腕自慢、あらゆる格闘技の猛者たちが集結して一番を決する――まさにマンガや映画、ゲームの世界を地で行く世界だ。

“格闘王”“世界最強”を決する世界

 しかし、たとえある格闘技の達人であろうと、20年の間で日進月歩の進化を続けてきたUFCにおいては生き残ることができない。打撃、組み技、そして寝技と、あらゆる技術を兼ね備えた格闘全体のスペシャリストでなければ、過酷なUFCの頂点を極めることはできない。それが、UFCが“究極格闘選手権”と名付けられたゆえんである。選手は王者となるために、格闘のオールラウンダーたることを求められるのだ。
 動物界の頂点に立つライオンは“百獣の王”、陸上十種競技の勝者は“キング・オブ・アスリート”と呼ばれ称えられるが、“究極格闘選手権”UFCの頂点に立つ選手は、まさに格闘技の王というべき存在。かつてPRIDE王者時代にエメリヤーエンコ・ヒョードルは“60億分の1の男”としてその強さを称えられたが、その世界観を継承し、「誰が一番強いのか?」という、人類創始以来尽きることのなかった疑問に最大級の回答を与えているのがUFCであるのだ。

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