セレッソ大阪【J1リーグ第11節 C大阪vs.札幌】レオ セアラの6試合連続ゴールで追いつくも、3試合ぶり勝利とはならず。次節・大阪ダービーでの必勝を誓う
【CEREZO OSAKA】
立ち上がりは互いにロングボールも入れながらの戦いとなるが、次第に主導権を掴んだのはセレッソ。札幌のプレスを見ながら、繋ぐところ、背後を狙うところを併用。しっかりボールを動かしてチャンスを伺うと、守備でも前からのプレスが機能。札幌のビルドアップのミスを誘う。12分、カウンターから柴山がファーストシュートを放つと、18分には高い位置でのスローインから右サイドを崩し、3人目の動きで田中駿汰がニアゾーンを取ってクロス。中でレオ セアラが合わせたシュートは、GKに阻まれつつゴールに向かったが、直前でDFにクリアされ惜しくも得点とはならず。20分には、相手DFのミスを見逃さずにクルークスが高い位置で奪うと、レオ セアラ、柴山とつないで決定機も、レオ セアラのラストパスがやや伸びて、不完全な体勢で打った柴山のシュートは枠を外れた。
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後半はセレッソが勢い良く試合に入るも、徐々に札幌ペースになりかけた58分、小菊監督は再び流れを引き寄せるべく3選手の同時交代を決断。中盤に香川真司、北野颯太、左ウイングに為田大貴を投入すると、ここからセレッソが試合を支配。特に香川がボールを受けて前線に質の高いパスを供給することで、チャンスに繋がっていく。61分、香川が背後に出したパスをレオ セアラがキープ。フォローした北野、毎熊とつなぎ、毎熊のクロスに合わせたのは古巣戦に臨んだルーカス フェルナンデス。完璧に崩した形だったが、シュートがミートせず枠の外へ飛んだ。65分にも、田中駿汰を起点に香川を経由し、最後は為田の折り返しにレオ セアラがフリーで合わせたが、トラップが合わずにシュートには持ち込めず。いくつかの好機を逃したセレッソだが、この流れが良い時間帯に同点に追い付く。68分、札幌DFの縦パスを登里享平がカットすると、香川が素早く前線のレオ セアラへパス。落としを受けたルーカス フェルナンデスが空いたスペースへドリブルすると、最後はペナルティエリア内で相手DFのファウルを誘いPKを獲得。これを背番号9が落ち着いて決め、自身の6試合連続ゴールとなる同点弾を叩き込んだ。
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(文=小田尚史)
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