フレアーがご機嫌来日「ムタこそが本当のネイチャー・ボーイだ!」

全日本プロレス

決戦直前! 船木と曙、決戦舞台で緊張感ヒシヒシ

フレアーを囲み、船木、武藤、蝶野、曙の豪華ショットが実現 【全日本プロレス】

 1月25日(金)、都内にある大田区総合体育館にて、明日26日、同所で『2013 新春シャイニング・シリーズ』の最終戦を行う全日本プロレスが記者会見を実施。三冠戦を闘う船木誠勝、曙、そして武藤敬司、蝶野正洋が顔を揃える豪華な会見となった。

 大田区大会は三冠戦に加え、リック・フレアーや藤波辰爾、蝶野が参戦。さらにノアを離脱した秋山準ら5選手も当日あいさつに来ると宣言するなど、何かと話題が抱負な大会だ。
 その中で三冠王者としてメーンイベントを務めることになった船木は、「身体では完全に負けているので、それを補う技と諦めない精神力で乗り越えて、試合が終わってもベルトを巻いていられるように頑張ります」とコメント。対する曙も「言葉もいらないし、明日やるのみです。三冠に恥をかかせない試合をやります」と意気込んだ。

 船木にしてみれば、曙とは体格差もあって、これまでの挑戦者の中でも最大の難敵との認識を持っている。そのためか、「24時間後にはまたここいるんですけど、緊張感が伝わってきます。気が引き締まるし、いつもの前日とは違いますね」と、険しい表情だ。
 一方の曙も「しんどい試合になることはわかっていますけど、いい緊張感で臨めますね。久しぶりに真剣勝負ができる。8年やってて初めてのチャンスだし、プロレス界の綱取のチャンスだと思っています」と、今回の三冠戦に懸ける気持ちが伝わってくるコメントを残した。

蝶野「俺は全く聞いてない」と秋山らに不快感

全日本のアドバイザーに就任した蝶野は、元ノア勢の行動に不快感 【t.SAKUMA】

 そんな二人に対して、全日本のアドバイザーとなった蝶野も頼もしげな表情。「同期の船木選手がチャンピオンとして業界を引っ張ってくれるのは誇りに思うし、曙選手も長い格闘技のキャリアの中でプロレスに対する思いが伝わってきます。どちらがベルトを巻いてもおかしくない、業界を代表する選手だと思っています」と好勝負に期待を寄せるコメントをした。

 ところが、秋山らのバーニング勢がやって来るという話に関しては、「俺は全く聞いてないですね」と怪訝(けげん)な表情。武藤が「俺も聞いてないけど、それだけいまの全日本に求心力があることは感じますね」と誇らしげな表情をしたのとは対照的だ。
 メーンを飾る三冠戦ではなく、バーニングの登場に話題が集中してしまうのがアドバイザーとしては不本意なのか、蝶野は内田雅之社長に対して、「メーンは三冠戦ですから、選手がしっかりと試合ができない体制にしちゃいけない」と苦言を呈することも忘れなかった。
 様々な話題が集中する中、行われる今回の三冠戦。果たして、船木と曙はそれらを上回るインパクトを残すことができるのか?

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