フレアーがご機嫌来日「ムタこそが本当のネイチャー・ボーイだ!」
武藤「フレアーに働けなんて言えないよな」
なんと64回目の来日という“生ける伝説”リック・フレアー 【t.SAKUMA】
そんな武藤に対して、「ムタの心意気で楽な試合ができそうだ(笑)。日本人でベストな選手を3人挙げるとしたら、(ジャンボ)鶴田、テンルー(天龍源一郎)、ムタ。ムタは日本でもアメリカでもスーパースターだから心強いよ。明日は私とムタで藤波を壊す! まあ、パンチを打って、前受身を取るだけでいいだろう。それは頑張るよ(笑)」と、フレアーもご機嫌な表情だ。
今回は2番目の息子であるリードを伴っての参戦。リードはプロレスデビューして2年目の選手だが、試合のために来日するのは今回が初めて。しかし、1998年に日本で行われたアマレスの大会にチーム・デストロイヤーの一員として来たことがあるという。その時は銀メダルを取ったそうだが、アメリカのナショナル大会でも4度チャンピオンになったという実績の持ち主だ。プロレスはあのハーリー・レイスから手ほどきを受けたという正真正銘のサラブレッドでもある。
「50〜60試合ぐらいこなしています。日本は大好きでいまから興奮しています」とリード。武藤も、「可愛い顔しているよね。うちはアグリーな顔をした人間が多いから女性人気が出そうだね(笑)」と気に入った様子だった。これを聞いたフレアーは、「ムタこそが本当のネイチャー・ボーイだ。アメリカの女性はみんなムタが好きだ。何度ホテルのロビーで『女が待っているから降りてこい』と電話をしたことか(笑)」と、武藤のモテエピソードを笑いながら披露していた。
自慢の息子を従えて今回が64回目の来日だというフレアー。「昔、シャーロットで藤波やテンルーに胸を貸した。今回も胸を貸してやろう」と貫禄たっぷりに語ったが、果たして今回はどんな伝説を残してくれるのだろうか?