城戸康裕「完ぺきに押さえつけて圧勝する」=1.26Krushインタビュー

株式会社グッドルーザー

1.26Krush−70kg級タイトルマッチで対戦する守谷と城戸(右) 【t.SAKUMA】

 立ち技格闘技「Krush」の2013年シリーズ開幕戦「Krush.26」(1月26日 後楽園ホール)のメーンイベント、Krush−70kg級タイトルマッチで対戦する城戸康裕(王者/谷山ジム)と守屋拓郎(挑戦者/スクランブル渋谷)のインタビューが届いた。
 両者は1.14代々木大会でのインタビューで激しい接戦を展開。「120パーセント勝てます」と王座奪取を宣言する守谷に、城戸も「絶対勝てるんなら引退懸けろよ」と応戦。リング上での闘いを前に激しく火花を散らした。

K−1でやれなかったことをぶつけたい

「120パーセント勝てる」と豪語する守谷に城戸(右)は「引退懸けろ」と要求 【t.SAKUMA】

――まず12月15日のK−1 MAX(ギリシャ)で敗れて、約1カ月半というインターバルで試合をしようと思った理由は何だったんですか?

「自分の選手生命を考えた時に“間に合わない”と思ったからです。俺が引退するまでにあと何試合やるんだって考えると、34歳〜35歳で焦って試合を刻むよりは、今たくさん試合をやった方がいいという気持ちがあるんです。実際、外国人選手はそのくらいのペースでやっている。例えばアンディ・サワーは普通にワンマッチを続けながら、11月にS−cupに出て、12月にK−1じゃないですか。あのレベルに肩を並べるためにはそのくらいやらなきゃダメなんじゃないかと思ったんです。客観的に見ても外国人選手は試合数が多いですよね」

――確かに日本のトップ選手と比べると多いです

「僕も次で47戦目で、アマチュアを入れれば90戦近くやっているんですけど、海外はトップ選手が2カ月弱のペースで試合を定期的にやっている。僕は去年9月にビッグバンで廣野(祐)選手、10月にKrushでラドウィック・ミレー、そして12月にK−1というスケジュールだったんですけど、それはサワーや(アルトゥール・)キシェンコだったら普通にこのペースで試合をやるだろうなと思ったからなんです。その感覚で言えば、このタイミングで試合をするのは普通です。あとは久しぶりにがっつり負けたんで、それを払拭したいという気持ちもありますしね」

――ただ負けた悔しさで早く試合をしたいということではない、と

「はい。ギリシャから戻ってきて、すぐに練習を再開したし、K−1の前から継続してずっと練習を続けられています。防衛戦にキチッと勝ったら、2月24日のビッグバンにも出るつもりです」

――そこで防衛戦というのはリスクが高い試合ではないですか?

「これだけ言っておいて、コロッと負けたら俺はクソですよね(苦笑)。でも上を見てはいますけど、地盤が緩んでいたらどうしようもない。だから今回の試合も重要で、油断しないで全力で戦って勝ちます。K−1でやれなかったことをぶつけたいというのはもちろん、今までやってきた自分の技術もすべて出すし、K−1に向けて変えたものも見せたい。試合は2分でしたけど、俺の中ではかなり動きを変えて、一応、その新しい動きが出せているんですよね。だからそれを次の試合で完ぺきに出します」

――分かりました。では改めて防衛戦に向けてのテーマを聞かせてください

「『世界を見据えてやってきた技を余裕を持って日本で披露する』のではなくて『世界を見据えてやってきた技をフルに使ってボコボコにする』です。それが今の自分が取り組んでいることで、そうじゃないと意味がない。完ぺきに(守屋を)押さえつけて圧勝することで、2013年の方向性が見えてくると思います」

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