ユース王者・松倉「『負けてもいい』はあり得ない」=1.14Krush代々木直前インタビュー

株式会社グッドルーザー

70kgユース王者・松倉が階級を落として67kg初代王座決定トーナメントに参戦 【(C)Good Loser】

 Krush初のビッグイベント、1月14日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館で行われる「−67kg級初代王座決定トーナメント」一回戦で対戦する松倉信太郎(バンゲリングベイ・スピリット)と牧平圭太(HALEO TOP TEAM)のインタビューが、同大会を主催する株式会社グッドルーザーより届けられた。

 松倉は22歳以下を対象とした昨年のKrushユースGP70kg級で優勝。また高校生時代の09年にはK−1甲子園70kg級で優勝するなど、将来が期待されている21歳。「目立つから(笑)」と本来の階級より3kg落としてのトーナメント参戦となった。
 対する牧平は、松倉とは逆に63キロ級から階級を上げての2戦目。こちらもまだ24歳という若さながら、「ここでインパクトを残せなかったから、自分ももう終わり」と背水の覚悟でトーナメントに挑む。

「計量オーバーは最悪だから、最後の最後は気合いで」

――YOUTH GP優勝後、70kgの試合ではなく67kgの初代王座決定トーナメントへの出場を決めた理由は何だったんですか?

松倉「目立つからっていうのもあるんですけど(笑)、もし自分が代々木大会に出て70kgのワンマッチで誰かと戦う、と考えた時にピンと来なかったんですよね。それで注目されている67kgのトーナメントに出ようと。だから結果次第ですけど、トーナメントが終わったら、70kgに戻して試合をするつもりです」

――例えばYOUTH GPで優勝して出ようと考えていたわけではない?

松倉「67kgでトーナメントやるのは面白そうだな、くらいにしか思ってなかったです」

――松倉選手にとっては普段より3kg軽い体重での試合です。調整・減量が重要になってくると思うのですが、現時点ではどのように考えていますか?

松倉「色んな人から『67kgまで体重が落ちるの?』と言われるんですけど、一番、俺が俺に聞きたいです。お前、大丈夫か、と(苦笑)。考えながら計画的に体重は落としているし、今も普段の練習と体重を落とす作業を同時進行でやっています。でも計量オーバーは最悪だから、最後の最後は気合いで落とします」

「強い人と戦えば、自然にガンガンいって面白い試合が出来る」

――松倉選手の身体的な強さを評価する選手・関係者も多いですが、それは67kgに落とすことでプラスに働きそうですか?

松倉「もし減量が上手くいけば、フィジカルは武器になりますよね。自分は技術がある方じゃないから、パワーとかフィジカルを活かして押し切るような試合がしたいです」

――一回戦で対戦する牧平圭太選手とは練習・プライベートでも付き合いがあるそうですね。

松倉「はい。牧平さんはタイトルやベルトは持っていないですけど、本当に強い選手だと思います。今までは63kgまで体重を落としていて減量苦があったからだと思うんですけど、普段の牧平さんを知っている人はみんな『強い』って言うはずです。何で今までタイトルに縁がなかったのか不思議なくらいです。だから出場選手の中では一番厄介な相手ですよね」

――代々木大会はKrush初のビッグイベントということもあり、今まで以上に注目されると思います。その中で松倉選手はどんな試合を見せたいですか?

松倉「去年は勝たなきゃいけない試合が多くて、『熱い試合をします』『いい試合をします』という人も多いけど、俺の中で『負けてもいいから熱い試合をする』というのはありえないんですよ。いい試合をして勝つのが一番だけど負けるのは一番ダメ。正直、去年は勝ちに徹して、自分らしさが出せなかったと思います。強い人と戦えば、自然にガンガンいって面白い試合が出来ると思うんで、今年は強い人とやりたい。このトーナメントではそういう相手ばかりだから、自分らしい試合が出来ると思います」

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