大和vs.近藤のダブルタイトル戦、1.2後楽園で実現=全日本プロレス
1.3後楽園でジュニスタvs.246、アジアタッグ再戦
ジュニスタ(左)vs.チーム246、今度こそ完全決着だ 【全日本プロレス】
先シリーズの12.7新潟大会でもアジアタッグ戦を行った両チームだが、白熱した試合をした結果、ジュニスタに軍配。王者が初防衛に成功している。ただ、近藤のキングコングラリアットをかいくぐった金本の丸め込みによる勝利という、決まり手に不満があった。これはジュニスタ、246とも同じ思いで、すぐさま両チームとも再戦を希望。そして、今回の1.3後楽園大会でのタイトルマッチが早くも実現することになったのだ。
会見に出席した両チーム。まず、王者組の金本が、「ギブアップか3カウントを取って、来年は楽しい1年にしたい」と語れば、田中も「何回でもやりたい相手で、リマッチが早々に組まれたのでモチベーションは高まっています。ただ、何回やってもいいとは言っても、次の試合で完璧な勝ち方をして、もうリマッチしてくれと言わせないようにしたい」と語るなど、完全決着に向けて気合十分だ。
一方の挑戦者組だが、カズは「4人がハードルを上げたけど、さらにリマッチでハードルを上げて、すげえ試合を見せます」とコメント。しかし、結果的には敗れており、246としてはアジアタッグ戦3連敗中だ。そのため、「そのうえで自分らが勝たなくちゃいけない。次負けたら、その次はもうウチらないかもしれないから、勝たなきゃいけない試合をします。追い込まれた強さを見せます」と、必勝を誓った。パートナーの近藤も「崖っぷち」とチームの現状を認識。ただし、現在GHCジュニア王者であり、このアジアタッグ戦の前には大和ヒロシとのジュニアのダブルタイトルマッチも控えており、この連日のタイトルマッチを勝ち抜けば三冠王になる。これを「明るい材料」として、勝つためのモチベーションにしていくつもりだ。
名勝負数え歌化しつつあるジュニスタと246の闘い。果たして、今度のタイトルマッチはどちらに軍配が上がるのか?
本間、真田の天然ぶりにバカ負け!! 1.3GAORA TV戦決定
真田(左)は本番のタイトルマッチでも本間を退けることはできるか 【全日本プロレス】
「女子プロみたいなベルトに興味はない」と言いつつも、真田をずっと付け狙っている本間と宮本和志のターメリック・ストーム。昨日の長野大会では宮本が王座に挑戦したものの、真田の牙城を崩すことはできなかった。しかし、それで諦めるほど潔くないのがターメリック。初代王座決定トーナメントの準決勝で真田に敗れている本間だったが、この日は中之上靖文を破り、再び真田への挑戦をぶち上げたのだ。
真田も、ここ最近ずっとターメリックの乱入や暴行に悩まされていたため、この本間の挑戦をすぐさま受諾。タイトルマッチという大舞台で本間の息の根を止め、今度こそ全日本のリングから追放するつもりだ。
この日、会見に出席した真田は、「今まで反則ばかりだったので、今度はキレイな形で勝負をつけます」と宣言。そんな真田を、「俺は真田の生き方が嫌い。小賢しい言葉使ってヌルいよ」と、本間は批判した。
本間はGAORA TV王座はもちろん新日本プロレスで新設されたNEVER無差別級ベルトにも狙いを定め、「つまんねえベルトを集めてなくしてやる。わけわかんなくなっているからよ」と大暴言。さらに矛先を再び真田に向けると、「こいつみたいな温室育ちの坊ちゃんがチャンピオン面してるのがおかしい。タイツ同様青いよ」とあざ笑った。
しかし、実はド天然の真田にはあまり響いてない様子。本間に「追放するとかリスペクトが足んねえんじゃねえか? 顔じゃねえよ。俺が勝ったら、おまえをターメリックに入れてやるよ。ただ、青いタイツは変えろ、気持ち悪いから。何色がいい?」と言われると、素直に「シルバーですかね」と答えたのだからたまらない。
「変えたいのかよ!」という報道陣のツッコミは当然のこと、本間もあまりの真田のド天然ぶりに「笑わせんなよ(笑)。何なら作ってやってもいいぞ」とバカ負けして爆笑してしまったのだ。
本間ペースで進んだかと思われた記者会見だが、最後の最後で自分に流れを引き寄せてしまった真田。思わぬ勝負強さを発揮したが、果たして本番のタイトルマッチでも発揮することができるのだろうか?
1月2日(水)東京・後楽園ホール 試合開始12:00
<世界タッグ選手権試合 60分1本勝負>
[第64代王者組/GET WILD]大森隆男、征矢学
[挑戦者組/STACK OF ARMS]船木誠勝、河野真幸
※大森&征矢組は2度目の防衛戦
<世界ジュニア・ヘビー級&GHCジュニア・ヘビー級ダブル選手権試合 60分1本勝負>
[第33代世界ジュニア・ヘビー級王者]大和ヒロシ
[第25代GHCジュニア・ヘビー級王者]近藤修司(チーム・ディストラクション/チーム246)
※大和は6度目の防衛戦、近藤は3度目の防衛戦
■全日本プロレス『2013 新春シャイニング・シリーズ−NEW YEAR 2DAYS−』
1月3日(木) 東京・後楽園ホール 試合開始12:00
<GAORA TV チャンピオンシップ 60分1本勝負>
[初代王者]真田聖也
[挑戦者]本間朋晃(ターメリック・ストーム)
※真田は3度目の防衛戦
<アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負>
[第89代王者組]田中稔、金本浩二(STACK OF ARMS/ジュニア・スターズ)
[挑戦者組]カズ・ハヤシ、近藤修司(チーム246)
※田中&金本組は2度目の防衛戦
<次期三冠挑戦者決定戦 シングルマッチ>
曙(SMOP)
ジョー・ドーリング(LAST REVOLUTION)
※勝者が次期三冠ヘビー級王座への挑戦者となる
■全日本プロレス『2013 新春シャイニング・シリーズ』最終戦
1月26日(土)東京・大田区総合体育館 試合開始17:00
<三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
[第45代王者]船木誠勝(STACK OF ARMS)
[挑戦者]1.3後楽園ホール大会で開催される曙vs.ジョー・ドーリングの勝者
※船木は4度目の防衛戦