中邑vs.桜庭のIWGPインター王座戦決定=1.4新日本プロレス第1弾カード

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1.4東京ドームで中邑(左)vs.桜庭によるIWGPインターコンチネンタル王座戦が決定 【t.SAKUMA】

 新春恒例の新日本プロレス1.4東京ドーム大会「WRESTLE KINGDOM 7 〜EVOLUTION〜 in 東京ドーム」の第1弾カード4試合が発表された。

 すでに発表されていた棚橋弘至vs.オカダ・カズチカのIWGPヘビー級選手権に加え、中邑真輔vs.桜庭和志のIWGPインターコンチネンタル選手権、プリンス・デヴィット、ロウ・キー、飯伏幸太の3WAYによるIWGPジュニアヘビー級選手権、さらに真壁刀義vs.柴田勝頼のスペシャルシングルマッチが新たに決定した。
 13日にテレビ朝日で行われた会見には、出場が決まった棚橋、オカダ、中邑、桜庭、真壁、柴田、飯伏が出席し、東京ドーム決戦へ火花を散らした。

ベルト挑戦の桜庭「お面を懸けてもかまわない……」

桜庭は「お面とベルトを懸けてもかまわないんですけど……」と相変わらずのマイペース 【t.SAKUMA】

 中邑真輔vs.桜庭和志のIWGPインターコンチネンタル選手権が正式決定した。11日の大阪大会でインターコンチ王座を防衛した中邑が「桜庭、そろそろ触らせてくれよ」と次期挑戦者に指名したもので、桜庭も無言ながら一礼し対戦を受け入れた。

 13日の会見には桜庭と中邑が揃って出席。タイトルマッチが決まった桜庭だが「(IWGP)2つあるの?」と、IWGPインターコンチネンタル王座の存在を知らなかったようで「まあ、ラッキーという感じです。(つけている)お面とベルトを懸けてもかまわないんですけど……」と相変わらずのマイペース。
 一方、「最近なかった面白い刺激を味わえるんじゃないか」と闘志を燃やす中邑は「実績もあるし、世界的にもレスラーとして、格闘家として有名という部分では、新設されたベルトを高める上では、非常に面白い相手だと思っています」と、総合格闘技界のレジェンドを“生贄”に、インターコンチネンタル王座の格上げを狙っている。

「試合は見たことないんですけど、なんかクネクネしてるとか聞くんですけど」と、まだ手探り状態の桜庭に、中邑は「リングに上がってしまえば、一番自分の得意とするものだったりとか、シンプルなものが出てくるんでしょうけど。総合的なスタイル? プロレス的なプロレスってなんだ? という部分では、自分の身体に染み付いたものを出すという選択しかないでしょうね」と、これまで貫いてきたストロングスタイルで迎え撃つ構えを見せた。

「IWGPは遠いぞ」の誓い、「必ず、今度は守ってみせます」

「プロレスの歴史を変える」とレインメーカー(右)、受けて立つ棚橋は「IWGPが遠いんだということを改めて証明します!」 【t.SAKUMA】

 新春恒例の1.4東京ドーム大会でIWGPヘビー級選手権が決まった王者・棚橋弘至と“レインメーカー”オカダ・カズチカ。これまで2人のタイトルマッチは2度とも大阪だったため、今回が初の東京上陸となる。

 鳴り物入りで凱旋したことしの1.4東京ドームで、いきなりIWGP王座挑戦をぶち上げ大ブーイングを浴びたレインメーカーは、2月には予告通りベルトを奪取。さらに最年少でG1クライマックス優勝と、文字通りお金の雨を降らせ、東京ドームのメーンイベントに帰ってきた。
「大阪で棚橋は終わりますと言いましたけども、そんなことは当たり前のことで、東京ドームでプロレス界の歴史を変えます。そして、今まで出て来たスターと呼ばれる先輩方が、レインメーカーの単なる前座に過ぎないということをお見せします。そんな歴史が変わる瞬間を見逃さないでください」と、“レベルの違い”を強調するオカダに、棚橋は「G1を取って、1回も期待値とか、試合内容とか、落とさないのが改めてスゲェな」と実力を認めながらも、「この試合は東京ドームのメーンイベント。最も注目度があって、最も大きいイベントですから。それこそレベルが違う闘いになるし、その上でIWGPが遠いんだということを改めて証明します!」と、一度は守れなかった「IWGPは遠いぞ」の誓いを「必ず、今度は守ってみせます」と気合を入れ直した。

やっぱり乱闘に……因縁の真壁と柴田が会見で一触即発

因縁は深まるばかり……会見でも大乱闘寸前となった 【t.SAKUMA】

 また、真壁刀義vs.柴田勝頼のスペシャルシングルマッチが決定した。
 桜庭和志と柴田が新日本に初上陸した9月23日の神戸大会で、「オレがケンカ買ってやるよ」と迎撃を表明した真壁は、その後2度に渡り柴田組と対戦。11日の大阪大会では、試合そっちのけで場外乱闘を続けるなど、柴田との因縁を深めていった。

 この日の会見でも真壁が大暴走! バナナを持ち込み挑発する柴田に「こんな会見必要ねえだろう。俺はこの部屋で同じ空気吸ってんのも反吐が出んだよ、この野郎。バナナ! こんなのよ、うちのレスラー、いくらだってやってんだよ。古すぎるんだよ。プロレス頭もねえ。やりてえんなら、大阪の続き、今やるかよ?」と突進。
 あわや場外乱闘第2ラウンドの一触即発の事態に、柴田も「大阪で乱闘がありましたし、断る理由もないと思いますし。熱くなれるのが一番だと思っています。そういう意味でも、相手がホウキだろうが、井上だろうが、“ゴリラちゃん”だろうが、いい試合をしたいなと自分では思っています」と、真壁との因縁決着を誓った。
■新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 7 〜EVOLUTION〜 in 東京ドーム」
2013年1月4日(金)東京・東京ドーム 開始17:00 

【決定対戦カード】

<IWGPヘビー級選手権試合>
[王者]棚橋弘至
[挑戦者]オカダ・カズチカ

<IWGPインターコンチネンタル選手権試合>
[王者]中邑真輔
[挑戦者]桜庭和志

<スペシャルシングルマッチ>
真壁刀義
柴田勝頼

<IWGPジュニアヘビー級選手権試合 3WAYマッチ>
[王者]プリンス・デヴィット
[挑戦者]ロウ・キー
[挑戦者]飯伏幸太
※3選手が同時に試合を行ない、いずれかの選手が勝利した時点で決着
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