現在タイトルを争うマクラーレン勢、レッドブル勢、そしてフェルナンド・アロンソ（フェラーリ）が今回も優勝争いの中心になるだろう。前戦イタリアＧＰでランキング首位のアロンソが２位に対してポイント差を広げたが、ライバルとしてはタイトル獲得に向け、アロンソより１ポイントでも多く獲得し、差を縮める必要がある。

　また、今回はロータス勢の動向にも注目だ。ロータスはコース特性が似ているハンガリーＧＰやモナコＧＰで強さを発揮していた。さらに、ロータスはシンガポールＧＰへ新型リアウイングを投入する予定。今季はここまで、速さを見せながらもまだ優勝できていないロータスだが、ドライバーランキング３位につけ、「表彰台が目標」と語るキミ・ライコネン（ロータス）がＦ１復帰後初の優勝を手にする可能性もある。

　小林可夢偉が所属するザウバーは、以前低速コーナーを苦手としていたが、今年はその問題が改善されている。また、前戦イタリアＧＰでセルジオ・ペレス（ザウバー）が２位に入ったことでチームに勢いもある。可夢偉としても、翌戦日本ＧＰに向けて、チームメートに負けない活躍を見せておきたいところだ。

　唯一のナイトレースであるシンガポールＧＰは２１日（金）現地時間１８時（日本時間１９時）に開幕。決勝は２３日（日）現地時間２０時（日本時間２１時）にスタートする。

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