ロンドンで550日後のソチ五輪を体感!?=「SOCHI PARK」リポート

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ロンドン市内の「SOCHI PARK」で一足早くソチ気分

「SOCHI PARK」の入り口。この日はちょうど開幕まで550日だった 【スポーツナビ】

 連日、日本勢のメダルラッシュに沸くロンドン五輪だが、ロンドンの次の五輪は2016年……ではなく2014年。ロシアのソチで開かれる冬季五輪だ。各競技会場のプレスルームには、現地ロンドンのほかに、ソチ、リオデジャネイロ、平昌(ピョンチャン)と、すでに五輪の開催が決まっている都市の時刻を示す時計が並んでおり、未来の大会を自然と意識させられる。

 次のホスト国となるロシアは、今大会期間中、ロンドン市内に「RUSSIA PARK」と「SOCHI PARK」という2つの施設を作り、自国で開催される五輪をPRしている。今回はそのうちのひとつ、「SOCHI PARK」を訪れてみた。
 クラシックの聖地としても名高いロイヤル・アルバートホールがすぐ目の前にある、ケンジントン・ガーデンの一角に作られた「SOCHI PARK」は、8つのゾーンからなる縦長の施設だ。入場無料で誰でも気軽に中を見学することができる。

 建物に近づくと、ロシア民謡の「黒い瞳」や、チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」の音楽が聞こえ、さっそくロシア感たっぷりな気分に。入口にはカウントダウン時計が設置されており、この日はちょうどソチ五輪開幕まであと550日。2014年といっても冬季開催のため、実質あと1年半ほどということになる。数か所にモニターが設置され、イメージ映像が流れているほか、定期的に人工の雪を降らせる演出もあった。

サーキット体感ゲームは子どもにも大人気

2014年は、F1のロシアグランプリもソチで開催。人の動きを感知してF1のマシンを動かせるゲームは大人気 【スポーツナビ】

 スタッフの女性に案内されて中へ入ると、目の前に巨大なスクリーンがあらわれた。ここでまずはソチ五輪のPRビデオが流れる。トリノ五輪のフィギュア・アイスダンス金メダリストのタチアナ・ナフカさんを始め、アンバサダーをつとめるオリンピアンたちがソチの魅力を紹介していた。

 ビデオが終了してまず通されたのは、ソチが属するクラスノダール地方を紹介するエリア。広大な面積を誇るロシアの南西部に位置するソチは、黒海に面したリゾート地だ。気候は温暖で、夏には多くの人々が休暇を過ごしにやってくる。一方、ユネスコ世界遺産にも登録されている西カフカース山脈という大自然も存在し、このなかのソチ国立公園で五輪は行われる。五輪と同じ14年にはF1のロシアグランプリがソチで開催されることも決まっており、実際のサーキットを映像で体感できるゲームも楽しめるようになっている。

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