木村沙織「スタートは硬さがあった」 ペルー戦コメント=女子バレー五輪世界最終予選

スポーツナビ

初戦のペルー戦を危なげなくストレートで勝利し、喜ぶ全日本女子 【坂本清】

 女子のロンドン五輪世界最終予選(5月19日〜27日、東京体育館)が19日に開幕し、全日本女子はペルーに3−0(25−13、25−21、25−18)で勝利して初戦を白星で飾った。

 日本は序盤こそ硬さが見られたものの、徐々にペルーを圧倒し、第1セットを25−13で制する。第2セットは8−1と大量リードを奪ったが、ペルーの攻撃が決まり出し、一時は2点差にまで迫られる。しかし、最後は江畑、木村のスパイクが決まり、苦しみながらも2セットを連取した。第3セットも25−18で制し、ストレート勝ちを収めた。

 日本は20日、初戦でセルビアにストレート負けを喫したチャイニーズタイペイと対戦する。
8チームが出場する今大会はアジア大陸予選を兼ねており、上位3チームと、残りの5チームのうちアジア最上位1チームの計4チームがロンドン五輪の出場権を獲得する。

日本vs.ペルー

試合日:2012年5月19日(土)

スコア詳細:
日本 3−0 ペルー
(25−13、25−21、25−18)

日本のスターティングメンバー(第1セットのみ):
│山口舞│岩坂名奈│木村沙織│
│江畑幸子│荒木絵里香│竹下佳江│
リベロ:佐野優子

試合スタッツ

チーム最多タイの11得点をマークした江畑 【坂本清】

・最多得点 木村沙織/江畑幸子 11点

<部門別得点ランキング>

・スパイク得点
1位 江畑幸子 10点
2位 山口舞 9点
3位 木村沙織 8点

・ブロック得点
1位 岩坂名奈 3点
1位 荒木絵里香 3点
1位 木村沙織 3点

・サーブ得点(サービスエース)
1位 中道瞳 1点
1位 江畑幸子 1点
1位 迫田さおり 1点

岩坂名奈(久光製薬)「明日につなげられるように」

チーム一の長身を生かした、ブロックやスパイクで勝利に貢献した岩坂 【坂本清】

 緊張したけれどいいスタートが切れて良かった。自分は高さを生かしたブロック、スパイク、サーブが武器なので、それを少しでも出して貢献することができて良かった。
 ワールドカップと比べて自分が成長した部分はない。ブロックを弾かれることも今日は多かったので、抑えるコースは抑えて、相手コースに返せるようしっかり明日につなげられるように頑張りたい。

荒木絵里香(東レ)「修正点はいくつもある」

主将としてチームをまとめた荒木。今後へ向けての修正点を口にした 【坂本清】

 OQT(五輪最終予選)は特別な大会。今日は全体的に硬さがあったが、(昨年11月の)ワールドカップのように最初は悪くても後から良くなったというのでは絶対にダメな大会なので、スタートから飛ばして行けるように頑張りたい。修正点はいくつもあるので、まず明日の1戦(チャイニーズタイペイ戦)を頑張りたい。
 特に今日はサーブが弱かった。世界一にならなければならないと言われているポイントでもあるので、意識して修正しなければならない。個人的にはブロックアウトを取られるケースが多かったのが課題。明日のチャイニーズタイペイ戦もしっかり戦いたい。

木村沙織(東レ)「スタートは硬さがあった」

要所で得点を決め、勝利に貢献したエースの木村沙織 【坂本清】

 初戦をしっかり勝てて良かった。それでももったいないミスや相手にあげてしまった得点があったので、明日(チャイニーズタイペイ戦)は意識して修正したい。ビデオで見ていた時から(ペルーの)サーブの良さはリョウさん(佐野優子=イトゥサチ)と話していた。実際にサーブが良かった。特に相手の2番(ミルタ・ウリベ)、14番(エレナ・ケルディベコバ)のサーブが良かったので、嫌なサーブを1回で回せるように心がけていた。

 スタートは硬さがあったけれど、点数が入ることで雰囲気や流れも良くなったので、勝ちをつなげていけるように、今日の1勝によって、もうちょっとスタートから勢いよく足を動かしていけたらいい。
 練習からレシーブが前より上がっているのを感じるので、みんながつないだボールを点数にできるように。明日はアジアの初戦、今日よりももっとつないでくるチームなので、自分たちも拾い負けないように頑張りたい。

<了>
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