7人制日本代表・瀬川HCが語る「世界を驚かせる方法」

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提供:(公財)日本ラグビーフットボール協会

ジャパンスタイルを確立「走って、リサイクルして、ボールを動かす」

進行役の村上晃一氏(左)と笑顔で語り合う瀬川HC。ともに大阪体育大学ラグビー部の出身 【スポーツナビ】

 以下は質疑応答の一部。

――五輪は国籍主義なので、外国人選手を起用するより、日本人選手で固めた方が良いのでは?

瀬川HC「7人制五輪はパスポートなので、日本国籍がある選手を選ぶことになります。基本はもちろん日本人強化ですが、ワールドシリーズのポイントを獲得するためにも、外国人選手は起用していきます。桑水流(裕策)のように長身でスピードがあって、ボールハンドリングに優れている選手は日本人では少ないですから」

――7人制でリーグをつくった方が良いのでは?

瀬川HC「理想は7人制のリーグをつくることです。そこに向けて働きかけています。まずは大会を増やすことを始めていて、5月27日には日本のトップチームが参加する「セブンズ・フェスティバル」を行います。これまでより7人制の大会が増えたことで、適性のある選手を発掘するためにプラスになります。
 また6、7月に選考合宿で若手選手を集めます。そして8月にスコッドを発表。9月のアジアセブンズシリーズを戦っていきます」

――いつから結果を出せますか?

瀬川HC「16年五輪でメダルを取るのがミッションです。その前に13年のセブンズW杯がありますので、その前年のアジア予選を勝つ必要があります。そして、W杯の本大会でも勝てるチームになることを目指します。オリンピックでメダルを取るということについて実現することは難しいかもしれませんが、『難しい』で終わっていたらいつまでもできません。今までは『ジャパンスタイルとは?』という質問に答えられませんでした。しかし、これからはその部分をしっかり持っていきます。ジャパンスタイルとは、『走って、リサイクルして、ボールを動かす』。この形で進めていきます」

<了>

瀬川智広氏に聞く「あなたにとってラグビーとは」

「ラグビーを通じて人とつながることができましたし、いろいろなコミュニティーに入っていけました。ラグビーというコンテンツがあったから高校、大学、社会人、世界へと自分の道が広がりました。ラグビーは僕の可能性を広げてくれるパスポートです」

村上晃一氏に聞く「あなたにとってラグビーとは」

「僕の一番、大切なものです。仲間と協力したり、自分の責任を果たすことなど、ラグビーに人生を教えてもらいました。ラグビーがない人生は考えられないですね。日本だけでなく、世界のラグビー、ラグビーそのものをもっと知ってもらいたい。そう思って今の仕事をしています」

協力:(公財)日本ラグビーフットボール協会

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