ベイダー初参戦、乱入の邪道軍団が初代タイガーをコケに=リアルジャパン

リアルジャパンプロレス

邪道軍団の矢口(左)が会見に乱入、初代タイガーとの一騎打ちを平井代表に突きつけた 【リアルジャパンプロレス】

 8日、東京・新宿の『タントラ』で折原昌夫と平井丈雅代表が記者会見を行い、3月16日(金)に後楽園ホールで開催されるリアルジャパンプロレス『DAYBREAK〜黎明〜』の追加対戦カードを発表した。しかし、そこに招かざる乱入者が……。

■“皇帝戦士”がリアルジャパンに初参戦!

 既に初代タイガーマスクvs大仁田厚、スーパー・タイガーvs長井満也(レジェンド王座選手権試合)が発表されているが、追加されたのは3試合。

 まず注目したいのは、“皇帝戦士”ビッグバン・ベイダーの初参戦だろう。外国人選手が出場すること自体が珍しいリアルジャパンマットだが、設立したばかりのリアルジャパンプロレス国際部が動き、今回のベイダー招聘が決まった。対戦相手は成長著しいタイガー・シャークだ。

 ベイダーは「昔から、オリジナルタイガーマスク(初代タイガー)は、自分と同じ本物のファイターとして、非常にリスペクトしている。今回は、彼の弟子であるタイガー・シャークとの対戦が決定したが、シャークのことは知らない。オリジナルタイガーマスクと同様に本物のファイターであるかを、俺が確かめてやる」と書面でコメントを発表した。

 圧倒的な肉体、パワフルな大技、全世界で活躍してきた実績……。全ての面においてシャークが劣っているのは疑いようのない事実だが、だからこそ今の実力を測る試金石になるだろう。国際部が設立されたことによって、今後も大物外国人と対戦する機会は増えるはず。果たして皇帝戦士にシャークの攻撃は通用するのか?

“皇帝戦士“ビッグバン・ベイダーからのメッセージ

ビッグバン・ベイダーがリアルジャパンプロレスに初参戦! 【田栗かおる】

「親愛なるジャパニーズプロレスファンとマスコミへ。
 リアルジャパンプロレス国際部より、オファーを頂いた事を光栄に思う。
 昔から、オリジナルタイガーマスク(初代タイガー)は、自分と同じ本物のファイターとして、非常にリスペクトしている。
 今回は、彼の弟子であるタイガー・シャークとの対戦が決定したが、シャークのことは知らない。オリジナルタイガーマスクと同様に、本物のファイターであるかを、俺が確かめてやる。
 3月16日(金)後楽園ホールでの、“ベイダータイム”を楽しみにして欲しい!」

折原は若翔洋との対戦に興味!

シャークとの対戦が叶わなかった折原だが、若翔洋との激突に闘志満点 【リアルジャパンプロレス】

 さらに、折原昌夫&アレクサンダー大塚&矢野啓太vs石川雄規&若翔洋&間下隼人、スーパー・ライダー&グラン浜田vs山本裕次郎&斎藤彰文の2カードも決定した。

 リアル・ダーク解散後、シャークと激しい抗争を繰り広げてきた折原だったが、昨年10月25日の後楽園ホール大会で対戦するも(折原昌夫&ウルティモ・ドラゴンvs.タイガー・シャーク&スーパー・ライダー)、レフェリーストップという不本意な形ながら敗戦。後縦靱帯骨化症という難病から復帰を果たした7月に大会に続き、シャークに2連敗するという結果となった。

 会見に出席した折原は、未だにシャークへのこだわりを捨てきれないようだったが、「会社に決められたカードに対して全力で向かっていくという気持ちに切り換えたい」とコメント。まだ本調子でないことは本人も自覚しているだけに、会社から科せられたハードルを1つ1つ越えていく覚悟のようだ。その分、発言からも前向きな気持ちが伝わってくる。

「このカードに出場する6人のうち3人が元バトラーツ。ファンの皆さんもバチバチした戦いになるんじゃないかと予想するでしょうけど、勝手にそう決められちゃうとね。いろんな団体を渡ってきて、バリバリのルードを何十年もやってきた僕ですから、ここに折原昌夫が入るだけで試合の色をあえて変えてやろうという気持ちでいますね」

 特に大相撲出身で元・関脇の若翔洋には前から興味があったという。

「彼がリアルジャパンに来た時からいつか対戦したいと思ってました。正直ワクワクしますね。身体が大きいのは見てわかりますけど、折原昌夫に関しては身体の大きさは無意味かなと。プロレスですから、リングの上、リングの外、全てのものが僕の頭の中にはあります。“あれもプロレス、これもプロレス”というジャイアント馬場さんの言葉を、僕は今でも貫いてますんで」

 そして、リアルジャパン一期生である間下との対戦に向けての思いも語っていた。

「約2年半ぶりに間下とやるんですけど(2009年7月20日、相模原市体育館大会以来)、彼がどれぐらい場慣れしてきたのか? 先輩に対してどれだけ牙を剥いてくるのか? 虎の牙が本当に彼の中にあるのか? 久しぶりに実体験できるチャンスですからね。彼から見ると厳しい試合になると思うんですけど、若手だからといって手を抜くつもりはないです。佐山先生には申し訳ないですけど、“ボッコボコのガッツガツ”にするつもりですよ」

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